スイングスピードに比例してボールが飛んでいかない、、、
というように、悩んでいるゴルファーも多いと思います。
そういったゴルファーに向けて、ぜひ試していただきたい練習方法があります。
今回はその練習方法をBforce Golf Academyの石井プロに紹介してもらいました。
まず、効率のいいインパクトとはなんでしょうか。おそらく、ミート率という単語を聞いたことがあると思います。ミート率が高くなるほど、効率のいいインパクトができているということになります。
ミート率の値は、1.43、1.3とか、そういう数字になります。
ミート率が2.0というのはまず出ません。
というのは、このミート率は計算値で出す数値だからです。
計算方法は、「ボール初速÷ヘッドスピード=ミート率」です。
例えば、ボール初速55.4m/sでヘッドスピード(クラブスピード)が37.4m/sであれば、
55.4 ÷ 37.4 =1.48
1.48のミート率になるということです。
画像のBALLという項目がボール初速。
CLUBHEADという項目がヘッドスピード。
EFFICIENCYという項目がミート率。
というようにミート率はヘッドスピードの数値に対して、ボール初速がどれだけ出ているかを数値化したものです。ロフトの多いウェッジでは、当然ミート率は低くなりやすいです。(1.0とか0.9とかです)反対にアプローチでは、ミート率を下げたいです。なぜなら、ミート率が高いと球が飛んでしまうからです。
まず、ゴルフクラブをふわふわに握ることから始まります。
そして、小さい振り幅でヘッドは膝の高さくらいでクラブを動かします。
右膝と左膝の間を行ったり来たりさせます。
それに慣れてきたら、次にインパクトの瞬間にだけ力を入れます。
エネルギーは、ボールに向かって出しましょう(石井プロ)
この練習はグリップの握る強さが強く、アーリーリリースになってしまうプレーヤーにおすすめです。(下、写真アーリーリリース)
テークバックからインパクト手前までは0の力、インパクトの瞬間は100の力のイメージで練習してほしいです。
9番、8番で練習するのがおススメです。(石井プロ)
スイングのどのポイント、どのタイミングで力を出すのか。そこを練習して学ばないと効率よく球は飛びません。
アーリーリリースのスイングですと、クラブヘッドスピードが減速しているタイミングでインパクトになりますし、フェースのロフトも増えて当たる傾向になります。ロフトが増えて当たれば、当然、ボール初速は速くなりにくいです。まずは、どのポイントで力を出すのか練習しみてください。
取材協力 B Force Golf Academy 石井秀昌プロ https://bforcegolf.jp/
文:ライター ゆき