みなさんこんにちは、ライターのQuattroです。
パター選びって難しいですよね。
私もこれまで何本ものパターを買っちゃあ投げ、買っちゃあ投げ、買っちゃ……(笑)。
自分に合っているパターを探し出すのは、本当に骨の折れる作業です。
私も含め、そもそも自分のストローク特性をわかっていないアマチュアゴルファーはとても多いと思います。アイアンやドライバーと同様に、パターのストロークも自分が想定している動きと実際の動きが異なっているというケースは多々あるわけです。
「じゃあどうやってパター選びしたらええねん!」という方にオススメなのが、「フィッティング」です。
今回ご紹介するのはツアーでの使用率ナンバーワンである「オデッセイ」のパターフィッティング。パター専用の計測器を使用し、自分にピタリの1本を提案してくれるというフィッティングを実際に私Quattroが体験してきました!
まずこのフィッティングをどこで受けられるのかという話ですが、関東では「キャロウェイ/トラヴィスマシュー 青山店」、関西では大阪の「キャロウェイ 心斎橋店」となっています。。
現在日本ではこの2ヶ所のみとなっているようですね。
関東在住の筆者が伺ったのは「キャロウェイ/トラヴィスマシュー 青山店」。
1階にはアパレルやアクセサリーが揃えられており、地下のフロアがクラブエリアになっています。
最新クラブがズラリと揃えられていて、パターフィッティングもこちらのフロアで行います。
見てください。このパターの数!
わかってはいたけどオデッセイのパターってこんなに種類あるのねと改めて驚かされました。そりゃあどこかに自分に合う一本ありそうです(笑)
そしてこの「オデッセイ パッティングラボ」でしようする計測器がコチラ。
「SAMパットラボ」でございます。
このSAMパットラボというのが優秀でして、パッティングにかかわる28の項目を計測し、数値化・ビジュアル化してくれる“スグレモノ”。
28項目の1つずつに関しては、何が何なのか筆者も把握しきれませんが(笑)、大きく分類すると以下のような項目に分けられます。
・Aiming:アドレス時のフェース向き
・Impact:インパクト時のフェース向き
・Top View:上から見たスイング軌道
・Spot:インパクト時の打点位置
・Side View:横からみたスイング軌道
・Rotation:クラブフェースの回転
・Timing:リズムとタイミング
それぞれの項目の再現性(要は毎回同じことができているか)も計測されるのですが、フィッターさん曰くそれぞれのこの“再現性”がいわゆるそのプレーヤー固有の“クセ”であり、フィッティングにおける重要な項目になるとのことです。
さて、前置きが長くなりましたがここから実際にフィッティングへ。
自分のパター(持参必須!)で約3m先に設定されたカップに向かって7球打ちます。
それをSAMパットラボが計測し、上記項目を洗い出してくれます。
一応7球中6球カップインさせ「やるじゃん自分」と思っていましたが、実際に計測結果を見ると「超クセ強め」なパッティングであることが明らかになりました
私の7球の計測結果がコチラ。
・アドレス時のフェース向き:0.4°オープン
・インパクト時のフェース向き:2.3°オープン
・上から見たスイング軌道:4.0°アウトサイドイン
・横から見たスイング軌:1.6°アッパー
・インパクト時のロフト角:4.1°
・インパクト時のライ角:6.0°トゥダウン
・インパクト時の打点:2.6mmトゥ上
特筆すべきは左右のスイング軌道。
かなりアウトサイドインに振っているとのこと(しかも再現率95%…)。
パターの出玉の方向は約70%がインパクト時のフェース向きに依存するようで、私の場合フェース向き(2.3°オープン)だけを見ればボールはカップ右に外れるハズです。しかしそれを打ち消すほどカットに振っているので結果的にターゲットに対して比較的まっすぐ打ち出され、カップインしているとのこと。
つまりパターでフェード打っているような感じです。
ちなみにストロークタイプを診断する際の重要な項目の一つ、「ストローク時のフェースの回転度合い」はかなり少なめでした。いわゆる“フェースのは開閉少なめ”のタイプ。
これだけ見るとちょっと知識のある方だと「フェースバランスのマレット型パターが良いのでは」と思われるかもしれません(実際に僕もそう思いました)。
しかしフィッターさんが持ってきてくれた最適候補は、すべてショートスラントネックがついたマレット型のパター。
「なんでフェースバランスではないのですか」とフィッターさんに尋ねたところ、「フェースバランスだとストローク方向にフェースが動きやすいという特性があります。Quattroさんの場合カット軌道が強いので、フェースバランスのパターを使うとスイング軌道通りに左に飛び出す可能性があります。とはいえ、今のパター(ピン型)だとフェースが右に向きすぎる。故にその中間のスラント付きのマレット型がオススメです」とのこと。
なるほど、、、めっちゃ勉強になる。
インパクト条件やそこまでの軌道をすべて加味したうえで、最適候補のパターを提案してくださるわけです。
3~4本の最適候補を打った後、最終的残った1本がコチラ
「WHITE HOT VERSA TWELVE S」です。
大きめのヘッドに白と黒のコントラストが特徴的な「VERSAアライメント」を採用しており、ターゲットに対してスクエアに構えやすい。
(アドレスカットだとこんな感じ)
自分のストロークにマッチしていることもあってか、振りやすいし出玉も揃いやすい。
良い感じだなぁと思っていたところ、さらにフィッターさんから一言。
「ライ角を少しアップライトにしましょうか」
計測結果にもあるように、インパクト時のライ角がかなりトウダウンだったことを踏まえての調整の提案でした。フィッティングエリアのすぐ脇にある工房で調整してもらうと、これが効果テキメン!!
圧倒的にフェースの芯に当たる確率が上がりました。
打感の気持ちよさもさることながら、芯に当たる確率が良くなると距離感も合せやすくなるとのことで、これはメリット本当に大きいと思いました。
こちらで購入すれば、購入後のライ角調整も無料で行ってくれるとのこと。こういったアフターサービスの良さもメーカー直営店のフィッティングならではですね。
今回は「オデッセイ パットラボ」でのフィッティング体験についてレポートをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
フィッティング後、その場でパターを購入すればフィッティング料金4,950円は無料になますし、本体代金も10%引きになるとのこと!(※2023年9月時点の料金体系)
オデッセイのパターを購入検討されている方は、このフィッティング受けない理由はないと思います。
結果的にパターを購入しなくても、自分のストローク特性を客観的に分析でき、プロのフィッターさんからのアドバイスを受けられるという点で、4,950円の価値は大いアリです。
全国に2か所しかフィッティングを受けられる場所がないので「なかなか遠くて行けないよ!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、是非お近くにいらっしゃった際には一度体験してみてほしいと思います。
予約は以下のURLからできますので、気になる方は今すぐにチェックしてみてください!!
https://www.callawaygolf.jp/odyssey/puttlab
文:ライター Quattro