ほとんどのゴルファーが、1度はバンカーからの脱出に2・3打かかってしまった苦い経験があるかと思います。
そんな難しいバンカーはセントアンドリュースにある壺状の形をしているポットバンカーからストーリは始まるんです。
この形状は『自然にできた形』なのですが、どうやって自然とできたかというと、リンクスでは風や雨が強く吹き荒れるため、羊などの家畜が風雨から身を守るために地形のくぼみなどに掘った穴がその後侵食され、ゴルフコースのバンカーとなったのがバンカーとなりました。コースはあるがままにプレーし、球はあるがままにプレーするが、ゴルフの2大原則ですから、バンカーからもあるがままにプレーします。
しかし、芝の上とは状況が違いますから、規則12を参考にバンカーでのルールを確認していきましょう!
規則12にあるように、砂地から球をプレーするプレーヤーの能力をテストするために特別に作られた区域のことをバンカーといいます。球の一部がバンカーに触れている場合はその球はバンカーの球となりますから、ルールをきちんと把握しておかないと、罰が課されてしまうので注意が必要です!
バンカー内に球がある時は、ストロークを行う前に砂を触ってはいけません!砂の状態を調べることが目的で、砂を触ることは禁止されています。違反した場合は2罰打となります。
ですから、球の後ろにクラブヘッドを砂の上にソールすることはできません。違反した場合は2罰打となります。
ソールしてなくても、バックススイングでクラブが砂に触れてしまった場合も違反となり2罰打となります。
もし練習ストロークで砂を叩いた場合、硬さや、量をといった砂の状態を調べたことになり、この場合も2罰打となってしまいます。バンカー内での練習ストロークでは砂を叩かないように注意しましょう!
スタンスをとる際、両足をしっかりと据えることは規則で認められています。しかし、必要以上に足元を砂に潜らせてしてしまうと、状況の改善や砂の状態を調べたことになり2罰打となってしまう恐れがありますから注意が必要です。バンカー内では、プレーヤーには通常通りのスタンスを取ったり、スイングをする権利はありません。こういった特定の状況に対応するために最も控えめな行動を取らなければならないのです!
クラブを2・3本持っていた場合、使用しないクラブをプレーに影響しない場所であれは、バンカー内に無罰で置くことができます。バンカーレーキなどの用具も、無罰打でバンカー内に持ち込むことができます。しかし、引きずりながら持ち込むと砂の状態をテストしたことになりまたまた2罰打となってしまいますからバンカー内での行動規範をよく理解しておきましょう!
バンカーから球を脱出した後は、砂に触れたり、砂をならすことへの制限がなくなります。砂を打ってスイングをチェックすることも可能ですし、気持ちのいいものではありませんので、まったくおすすめしませんが、イライラして砂を叩いてしまってもルール上は無罰打です。脱出後は手際よく、しっかりならしましょう!
是非参考にしてみてください!
※もっと詳しくバンカールールを知りたい!という方はTheR&AのHPにてルールをご確認ください。
意外と知らなかったルールがたくさんあって、ゴルフ仲間での会話のネタにもなりそうです♪
TheR&A公式HP2022年版: https://onl.la/3EhxGF3
文:ライター 大谷奈千代