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2022/12/02

JLPGAプロテスト~レジストの怖さ&会場の雰囲気~

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JLPGA最終プロテスト会場2022年

(最終閲覧日11月20日公式HPより引用:http://www.oarai-golf-club.co.jp/course/hole01/


プロテストの結果を見返していると、レジストレーションミスによって失格となってしまう方が毎年のようにいます。私も初めてプロテストを受けた時は、プレーをすることよりもレジストレーションに一番ドキドキしたのを覚えています(笑)

今回はそんな知っておきたいプロテストの仕組みや、実際に感じた会場の雰囲気をお伝えしたいと思います!

レジストレーションとは?

レジストレーションとはゴルフ用語で、トーナメント会場で行われる出場登録のことを意味します。ゴルフが終わってからスコアのアテストをするように、まず大会に出場する意思を前日のトーナメント会場にて本人がサインしなければいけません。

疲れないように前日の練習ラウンドはお休みしよう!と思っていてもレジストには必ず行かなければ出場することができません。ツアープロもついうっかり忘れてしまうことがあるので、受ける方は前日から気合を入れる必要がありますね!(笑)

実はルールテストもやっているのです!


JLPGAプロテスト ルールテストを受ける様子

JLPGAのプロテストサイトでは、実技だけの結果が見られますが実は選手は全員、ルールテストを行ってから実技となるプロテストに出場しています!

問題の内容はお伝えできませんが、運転免許を取得する際のような回りくどい問題もあるため、ルールテストをやりながらも改めて勉強になる内容です。

メールに送られてくる問題に選択問題で回答するため、ルールブックを参考にしてOK。普段困ったときにしか手に取らないので、理解しているようで理解できていなかった部分も落とし込むことができますね。

ピリピリしてもバチバチはしないが暗黙のルール!?

プロテストは無観客で行われ、最近ではコロナの影響もあり、コーチやトレーナー、親御さんなども含め選手以外の立ち入りは一切禁じられています。どんな雰囲気の中選手が頑張っているのか、ここからは私が実際に感じたことですがお話したいと思います。

全体の雰囲気としてはやはり、1次、2次、最終、と段階が上がるごとにピリっとした雰囲気に変化しているのかなあと思いました。その中でも初日と最終日で比べるだけでも選手一人一人の表情が変わります。
いつもより慎重になりプレーが遅くなってしまう人や、緊張して食事も十分にとれず普段通りのプレーができない人もいます。

それでもプロテストはごくわずかの人が受かってほとんどの人は残念ながら不合格になってしまいます。その日その場所で、みんなが同じ夢に向かって自分と、コースと戦っているため、ピリピリしてもお互いがバチバチしているように感じたことはほとんどなかったです!よく女子の世界は怖い?などと質問を受けますが、そこは紳士のスポーツをしている限り、ないものであってほしいですね♪(笑)

練習場の脇で普段通り楽しそうにお話している選手もいれば、黙々と一人で練習している選手もいます。ただ普段やらないことをプロテストになって急にやると感情が空回りしてしまう選手も中にはいて、恥ずかしながら私もその経験者です。私の知り合いで、来年で受験するのを最後にすると宣言してから1年準備した選手は合格したり、本当に惜しいところまで伸ばしきれた方が数人います。普段どおりが一番難しいですが、普段から気合いを入れて練習することが一番大切なのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は意外と知らないプロテストの裏話をさせていただきました。
ゴルフは運も味方にしていきたいスポーツなので、組み合わせで一緒になった同伴競技者と高め合ってプレーできることが一番理想的だなぁと私は思います。
そういう面では1次、2次、最終プロテストと段階を踏んでいくごとに段々とお互いに回りやすくなっていくのではないかなぁと感じます。

それが全てではありませんが選手一人にとっては人生をかけたプロテスト。ピリピリしてしまうのは当たり前であって、お互いにバチバチはしないのが暗黙のルールであるのかもしれません。
1年に1回のプロテストのために必死に練習してきた選手ひとりひとりが一番輝ける舞台になると良いですね!


文:ライター 和奏

 

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