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2022/11/04

パターの種類と選び方とは?自分に合った形のパターを見つけよう!

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パターの選び方

みなさんこんにちは、ライターのQuattroです。今回の記事はパター選びについて。

ゴルフの格言のなかに「パット イズ マネー」という言葉があるくらい、スコアメイクにとってパッティングは重要です。
そして、1ラウンドのパッティング数を減らすためには当然ながら自分に合ったパターを使うことが大切なのですが、現在市場には溢れんばかりのパターの種類がありますよね。量販店などに行ってみるとその種類の多さに圧倒されてしまうほど。

結論から申し上げてしまうと、パターはアイアンやドライバー以上に「実戦」で使ってみないことには自分にとって使いやすいものかどうかは判断できません(元も子もない話ですが…)。
しかし、一般的にパターの特性とストロークタイプの親和性というものはあるわけで、そのベースを知っていることが自分にマッチしたパター選びの近道になることは間違いありません。

そこで!本稿ではパターの形状ごとの特性とストロークタイプのマッチングを改めて解説してみたいと思います!
運命の一本に出会うための前準備として、最後までお付き合いください。

パターの特性を決めるものとは

まず、パターの特性は何で決まるのかというお話をしていきたいと思います。

パターの特性は、主に「ヘッド形状」と「ネック形状」で決まります。これらの特性を覚えておけば打たなくても「こういう動きをしそうだな」というのが何となくわかるわけです。もうこれを知っているだけで量販店に陳列されている何百本のパターから試打する4~5本のパターを選ぶ基準が出来ちゃいますよ。

ヘッド形状

パターのヘッド形状は大きく分けて2タイプ。「ブレード(ピン)型」と「マレット型」に分けられます。ブレード型はアドレス時に上から見た際にヘッドの幅が狭くシャーブな形状のもの、対してマレット型は幅が広く全体的にヘッドサイズが大きいものを指します。

(ブレード型)

(マレット型)

一般的にはブレード型はそのヘッド体積が小さいぶんだけヘッド重量が軽く、重心位置もフェース寄りにあることが多いです。重心位置がフェースに近いということは、打点面と重心位置の差が少ないということですので、自分の思い通りにフェース面を動かすことが容易になります。
これを一般的には“操作性が高い”という表現をしたりするわけです。操作性が高いぶんだけ、慣れない人にはフェース面のコントロールが難しかったり、ミスヒット時にフェースのブレが大きくなってしまうというデメリットもブレード型のパターには存在します。

(黄色い点が重心位置)

マレット型の特性は基本的にはブレード型とは逆。サイズが大きいぶんだけヘッド重量も重くなり、重心位置もフェース面からバックスイング方向に向かって遠くなってきます。振り子の先端が重くなると真っ直ぐ進む力が強くなることと一緒で、ヘッド重量が重く、重心位置が深くなるとヘッド自身が勝手に動こうとする力が強くなります。ゆえにこのようなパターは“オートマチックに動きやすいパター”と表現されることが多いです。

マレット型はヘッド自身が前に進もうとする力が強いので、多少フェースの芯から外れてボールをヒットしてもフェース面がぶれにくいというメリットがあります。しかし、オートマチックに動きやすいぶんだけ、ブレード型の様に自分でフェース面をコントロールするというようなことは難しくなってしまうということも頭に入れておきましょう。

(黄色い点が重心位置)

ネック形状

続いてネックのお話。ネックの形状は大きく分けて「スラント」「クランク」「ベント」「センター」の4種類があります。

(スラントネック)

(クランクネック)

(ベントネック)

(センターネック)

100パーセントではありませんが、基本的にはスラント・クランクはワイパーの様にヘッドをイントゥインで動かす方、ベント・センターが飛球線に対して真っ直ぐヘッドを動かす方にマッチしています。

またネックの形状は「構えやすさ」にも大きく影響してきます。上述したような機能的側面ももちろんですが、ご自身が構えやすいネック形状はどのようなものなのかをしっかりと把握していくことが大事ですね。

ヘッドとネックの相性の良い組み合わせは?自分に丁度いい“塩梅”をみつけよう

ここまでヘッドの特性とネックの特性を個別に解説してきましたが、「じゃあどのヘッドとどのネックの相性がいいのよ?」といった疑問が出てくるかと思います。

結論から申し上げますと……
自由です(笑)

自分がストロークをイメージしやすく、かつ思った通りの出玉が出るパターなら何でもいいわけです。
ただ、基準としてはネックよりもヘッドをベースに考えた方がベター。
やはりパターの基本性能はヘッド形状がベースになってきますので、自分の好みのヘッド形状に対して「もう少しこういうストロークにしたいな」というところをネック形状で調整していくというのが良いかなと思います。最近は一つのヘッドモデルに対して複数のネックタイプが用意されていることも多く、このような選び方がしやすくなってきていますね。

また、パター選びとなるとストロークのしやすさに目が向きがちですが、そもそも「狙ったところに向きやすいか」という要素も非常に重要です。

自分では真っ直ぐに向いているつもりでも、右を向いたり左を向いたりしている方は思っている以上にたくさんいらっしゃいます。こうなってしまうとアドレスのズレを相殺するようなストロークになり、スムーズに動けなくなってしまう、なんてこともあるのです。

ですので、パターを買う際は店員さんやお連れの方に「自分がターゲットに向かって真っすぐに向けているか」を確認してもらうということも大事なプロセスかと思います。

まとめ



今回はパター選びの観点やそれぞれのヘッド形状・ネック形状の特性について解説してみましたがいかがでしたでしょうか。
ヘッド特性・ネック特性の基本を押さえておけば、パター選びで“大外れ”を引いてしまうことはあまりないハズ。
冒頭でも述べましたが、パッティングはスコアメイクにとって重要なパートです。自信を持ってストロークできる“最高の相棒”に出会うため、今回の記事内容を是非参考にしてみてくださいね。


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文:ライター  Quattro

 

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