斎藤大介氏 公式Instagramより @golf_fit_japan
第1回は斎藤氏の経歴、実績、準備運動の大切さについてご紹介しました。
第2回はどんなセッションしているのか、伺いました。
そして今回は、渋野日向子プロとの取り組みついてのお話を伺いました。
第1回の記事はこちら→ https://www.golfista-fs.com/blog/2022/05/20/1-1-5/
第2回の記事はこちら→ https://www.golfista-fs.com/blog/2022/05/20/1-1-6/
聞ける範囲で渋野日向子プロとの取り組みついて伺いしました。
斎藤氏によると渋野プロは、可動域がしっかりありつつ、パワー、コントロールもできる稀な選手だといいます。
渋野プロと契約して最初の2年は、“身体の器用さ”について徹底してトレーニングをしたそうです。その“身体の器用さ”というのは、身体のコントロール、身体の制御だといいます。身体の器用さをトレーニングするうちに自分の身体にも敏感になってきたそうです。
そして、2021年夏にアメリカから日本に戻ってきた際に、これまでの渋野プロは「飛距離は要らないから身体をもっと使いこなしたい。」と話していたそうですが、帰国後「飛距離が欲しい」と斎藤氏に伝えたそうです。それからトレーニングの内容をガラッと変えたといいます。
割合でいうと、
コントロール系:パワー系:筋力アップ系
最初の1年半は、コントロール8:パワー1:筋力1
2021年シーズン中からオフまで、コントロール5:パワー4:筋力1
今年のオフから現在は、コントロール2:パワー3:筋力5
の割合になっているそうです。
飛距離アップのトレーニングは、ジャンプ系のものやパワー系の種目を増やし、今年のオフからは、さらに筋トレを増やしたそうです。その結果、飛距離もかなり伸びてきたといいます。
斎藤氏の意見は、“身体が動けるようなってから、筋力をつけた方がいい。”だといいます。
トレーナーさんによっては、最初にベースの筋力をつけてから身体のコントロールをした方がいいという意見もあるそうです。
身体のことはよくわかっていない僕ですが、最初に筋力トレーニングをしてしまうとどうしても筋肉のつきかたが歪むような気がします。正しいポジションに落ち着いてから、徐々に筋力トレーニングをした方が使える筋肉にはなりそうですよね。斎藤氏の意見には、素人ながらすごくしっくりきました。
しかし、身体が柔らかすぎる人に関しては、逆に少し筋力トレーニングして筋肉のハリを作ってから身体のコントロールのトレーニングをすることもあるそうです。
それぞれの人にあったトレーニングの仕方をしていくのですね。
斎藤大介氏 公式Instagramより@golf_fit_japan
「絵を描くことを学ばれていますが、どのように活かすご予定なのでしょうか。」
斎藤氏に伺うと、「絵を描くのは右脳を使います。右脳と左脳のバランスを整えるのはめちゃくちゃ大事なことなんです」といいます。
絵を描くことは、イメージしたり、観察したりする力が大切です。頭で考えすぎてしまう方には、とてもいいプログラムになるのではないかと。
現在、斎藤氏は東京芸術大学の博士課程を卒業した方と月1回のミーティングをしてゴルファー向けのプログラムを考えているそうです。このプログラムができたら僕もぜひ一度受講してみたいです!
その他にヨガプログラムも考えているそうです。斎藤氏いわく、一般男性については、柔軟性がなさすぎる人が多いそうです。
柔軟性がない人には、トレーニングや、身体のコントロールではなく、ヨガをたくさんやってもらうことで柔軟性を上げていく方がいいといいます。このヨガのプログラムも近々完成するかもしれませんね!
ゴルフヨガの連載も持つ。 斎藤大介氏 公式Instagramより @golf_fit_japan
今回は全3回の斎藤大介氏のインタビュー記事でした。
興味を持たれた方は、ぜひ一度斎藤氏のセッションを受けてみてください!
2022年現在、斎藤氏の活動拠点は越谷ゴルフリンクス練習場(埼玉県)にあります。
誰でもトレーニングやケアを受けることができるのでゴルファーもゴルファー以外の方もパフォーマンスの向上にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
斎藤大介氏 Instagram DMにて @golf_fit_japan
文:ライター ゆき