斎藤大介氏公式Instagramより @golf_fit_japan
先日、渋野日向子プロの専属トレーナー斎藤大介氏にインタビューしました。
皆さんは斎藤氏のこれまでの実績、経験をご存知でしょうか。今回は凄腕トレーナーの斎藤大介氏をご紹介します。
1985年群馬県生まれ、柔道整復師、鍼灸師、あん摩指圧マッサージ師、NASM-PES(全米スポーツ医学協会パフォーマンス向上スペシャリスト)などの資格を持つトレーナーさんです。
過去にはファイテン株式会社のトレーナーとしてプロ野球選手、プロゴルファー、ビーチバレー、大学駅伝選手などのトップアスリートを担当。
プロゴルファーでは片山晋呉プロのトレーナーとしてプロツアーに帯同した経験も持つ凄腕トレーナーなのです。2014年には独立しオーストラリアへ。
オーストラリアに渡ってからもプロゴルファーはもちろん、オーストラリアソフトボール代表選手、さらに日本人メジャーリーガー、日本人競泳銀メダリスト、ラグビー日本代表選手など、多くの選手のケアを担当した経歴を持っています。
2016年シーズン途中からは活動拠点をアメリカに移し、アメリカ女子ゴルフツアー(LPGA)選手と専属契約しました。主な契約選手に、リディア・コ、パク・ソンヒョン、イ・ジョンウン6などのメジャーチャンピオン、そして畑岡奈紗プロもアメリカ1年目のシーズンから担当しています。
畑岡プロは現在、斎藤氏のチームのトレーナーを派遣し間接的にサポートしています。
斎藤氏は2017年にはソルヘイムカップのアメリカチームにも帯同。2016-2019シーズンでアメリカツアー通算15勝(メジャー2勝を含む)実績を残しています。
リディア・コ選手との1枚 斎藤大介氏公式Instagramより @golf_fit_japan
パッティング練習をするにも準備運動が大切だと斎藤氏は言います。
その理由は
”パッティングこそ、止めなければならない身体の部分と、動かさないといけない身体の部分がある“ だからこそ準備運動が大切になるといいます。
男子ゴルファーは特に、パッティングの練習をしてそのあと練習レンジに行ってアップして球を打つ、という人が多いそうです。(確かに自分もその流れでコースに出ることがあると思いました。)この話を聞いて、これからはしっかり準備運動してからパッティングをしようと思いました。
準備運動してからパッティングするのと、しないでパッティングするのとでは、身体のコンディションは全然違うといいます。
僕自身はあまり変わらない気がしますが、それは身体のコンディションに“鈍感”だということです。あまり変わらないと思うゴルファーは、おそらく僕のように“身体のコンディショニングに鈍感なタイプ”かもしれません。
先日、僕の知り合いのトレーナーから、「担当する選手がコースでパッティング練習を行ったところ調子が良くなかったが、ショット練習をしてからパッティング練習に戻ってきたところ、パッティングの感触が良くなった」と連絡がありました。これはまさに斎藤氏から聞いた話とリンクしました。
つまり、パッティングは身体を動かさないから準備運動をしなくてもいいというのは間違いであり、ショットをするのと同じように考えないといけないということです。
準備運動で大切なことは、体温を上げることだといいます。
36.2度の体温から36.4度に体温を上げるなど、具体的に何度上げるというのではなく、軽く汗をかくくらいの準備運動がいいそうです。そうすることで、1球目からしっかり打てるようになるそうです。
確かに1球目からしっかり打ちたいですよね!特にトーナメントのプロゴルファーは、朝の練習で球数が制限されています。プロの試合だけでなく、アマチュアの試合でも朝の球数は制限されます。
その制限された中で、ウォーミングアップを兼ねた球を打つことはとても無駄なことでしょう。
その差が試合の結果にもつながることが大いにありそうです。
次回へ続く。
下記から続きをご覧いただけます!
2022年現在、斎藤氏の活動拠点は越谷ゴルフリンクス練習場(埼玉県)にあります。
誰でもトレーニングやケアを受けることができるのでゴルファーもゴルファー以外の方もパフォーマンスの向上にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
▼お問い合わせ先
斎藤大介氏 Instagram DMまで @golf_fit_japan
文:ライター ゆき