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2021/10/01

ガーミン「アプローチ R10」話題の弾道測定器の使用レビュー!

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弾道測定器というと、トラックマンやGCクアッド、フライトスコープなどがあります。

これらは数百万円する高額な測定器です。個人で購入するのには、かなりハードルが高いですよね。

個人で購入しやすい測定器だと、ユピテルぐらいでしょうか。数十万円くらいだとスカイトラックがあります。

しかし、ユピテルやスカイトラックは、クラブの軌道やアタックアングル、フェース向きなどを計測することはできません。

しかし、今回紹介するガーミン「アプローチ R10」は、それらのデータを解析してくれるのです。そして、その価格はなんと68,000円+消費税!お手頃価格の弾道解析器、その性能はいかがなものか試してみました。

解析できるデータはなに?

バックスピン(rpm)

サイドスピン(rpm)

軌道に対してのフェース角

ランチディレクション(打ち出し方向)

クラブパス(クラブの軌道)

クラブフェース

スイング軌道(アタックアングル)

ランチアングル(打ち出し角)

ボール飛距離

キャリー

トータルディーヴィエイション(最終的に右に何ヤードか。左に何ヤードか。)

ガーミン「アプローチ R10」 解析データ 

ガーミン「アプローチ R10」

(練習場のボールで計測)

これだけの数のデータが取れるのは、とても魅力的です!

そして、そのほかにもスイング動画も一緒に撮影することが可能なのです。

なので、自分のスイングを確認して、ボールデータ、クラブデータを見ることができます。

ガーミン「アプローチ R10」 解析データ(ボールの弾道)

ガーミン「アプローチ R10」

屋外では弾道が見えるので必要ないと思いますが、屋内で計測している場合にボールの弾道が表示されるのはいいですね!

ガーミン「アプローチ R10」解析データ(アプリ内の動画)

ガーミン「アプローチ R10」

アプリ内の動画としては十分です。

“このデータが正確なのかどうか?”

この点は誰もが知りたいところではないでしょうか。

正直、トラックマンやGCQUAD、それぞれ測定器には見えている部分と見えていない部分があるわけです。

例えば、トラックマンはインパクト時のフェース面は見えていないですし、GCQUADは、ボールを最後まで追うことはできません。

何がいいたいかというと、絶対に「ある測定器が正しいデータがとれる」というのはないわけです。もちろんデータとして確実に取れている部分はあります。それぞれの測定器には得意、不得意があるということを知ってほしいなと思います。

正確に測定するには、ガーミン「アプローチ R10」の場合は、かなりシビアにセットアップする必要があるのではないかと思いました。

説明書の中では、「ターゲットとボール、R10本体を一直線に合わせる」というのが書かれています。

ここがきっちりあっていないと、クラブ軌道が逆のデータに出ることもあります。

ガーミン「アプローチ R10」を何回か使用して感じたのは、ボールの距離はよかったように思います。

それは、GCQUADと比較して近い数値が出ていたためです。

GCQUADは、ボールを最後まで追えてはいません。屋外でGCQUADとトラックマンの比較をしたことがあり、似たようなボールデータが出ていました。なので、GCQUADのボールデータとガーミン「アプローチ R10」のボールデータが近かったのはわりといい感じなのかなと思っています。

ガーミン「アプローチ R10」セットアップ方法(ターゲットとボール、R10本体を一直線に合わせる)

ガーミン「アプローチ R10」セットアップ

ガーミン「アプローチ R10」の調整

ガーミン「アプローチR10」でショットを追跡するには?

・ティー位置の後方1.8~2.4メートルの平らで水平な場所に配置します。

・アプローチR10を調整して、赤の位置合わせ線がティー位置とショットの目標に合うようにします。

(ボールとクラブの角度は、このラインに対して平行に測定されます。)

・必要に応じて、デバイスから1.8メートル離れた位置から始まる0.6×0.6-mのヒッティングエリア内で、ティー位置を移動できます。

解析だけじゃないっ!ガーミン「アプローチ R10」の魅力!

ガーミン「アプローチ R10」の記事をいくつか見かけますが、あまり発信されていないポイントがあります。それはゴルフシュミレーターとして楽しめるということです。バーチャルラウンドできるコースは、全世界の42,000コース以上!しかも、最大4人でプレーが可能なのです!弾道計測だけの機能としてだけでなく、バーチャルラウンドを楽しみつくすのもありだと思います。ざっと調べてだけでも日本の名門ゴルフ場がたくさん入っていました。

例えば、2021年オリンピックのゴルフの会場にもなった霞ヶ関カンツリー倶楽部も入っていますし、超名門ゴルフクラブの廣野ゴルフ倶楽部、東京ゴルフ倶楽部、茨木カンツリー倶楽部、軽井沢ゴルフ倶楽部など、たくさんのゴルフ場でバーチャルプレーができます。世界のコースでは、毎年マスターズトーナメントが行われるマスターズナショナルゴルフクラブ、セント・アンドリュース オールドコースも入っていました!これらのコースでバーチャルプレーするには、年間11,800円もしくは、月々1180円払えば使用できます。

ガーミン「アプローチ R10」(シュミレーションゴルフ)

ガーミン「アプローチ R10」シュミレーションゴルフ

(霞ヶ関カンツリー倶楽部東コース1番ホール)

バーチャルラウンド ガーミン R10

ガーミン「アプローチ R10」バーチャルラウンド

林の中から打った際に木に当たることもあります。

ちゃんと低い球を打つ必要があります。

まとめ

ガーミン「アプローチ R10」は、セットアップを丁寧に行うことでクラブ情報、ボールデータが正確に取ることができます。販売価格68,000円+税のマシンとしては十分な機能を持っていると思います。プラスして、バーチャルラウンド(シュミレーションゴルフ)ができる点も素晴らしいです。

ゴルフクラブを買うのも大事ですが、もしゴルフに行き詰っているのであればガーミンのアプローチR10は上達のヒントを与えてくれるすごくいいマシンだと思います。思い切って買ってみてはいかがでしょうか。

ガーミンジャパン株式会社HP https://www.garmin.co.jp/

文:ライター ゆき

 

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