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2021/05/28

芝の種類について

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日本のゴルフコースでは、主に「ベント芝」「高麗芝」の2種類が使用されています。

色んなコースを回るたびに、この前とは全然転がりが違う、なんとなく芝の見た目や足で踏んでいる時の感覚が違うなど、実際に感じたことのある方も多いのではないでしょうか。

ではなぜ、コースによって芝の種類違うのか。

今回は皆さんに、芝の種類、それぞれの特徴を知っていただき、また新しいゴルフの楽しみ方を実感していただけたらなと思います!

 

ベント芝の特徴

 

ベント芝のほとんどが、寒さに強く暑さに弱い寒地型の西洋芝です。(暖地型の西洋芝は下記で説明する日本芝の特徴に似ています)

1年を通して緑色で葉が柔らかいため、芝目が弱いのが特徴です。

葉が柔らかいことから、ボールが素直に転がりやすく、スピンもかかりやすいと言われています。

最近では品種改良も進み、暑さへの耐久度があがってきています。

昔は西日本など暖かい地域では好まれなかったベント芝も、水はけもよく1年を通して緑色で暑さに耐えられる利点から、ベント芝への張替えを進めているゴルフコースが増えてきています。

 

高麗芝の特徴

 

高麗芝はベント芝とは反対に、暑さに強く寒さに弱い暖地型の日本芝です。

元々日本に自生していた品種のため日本芝といわれています。

夏は緑色、冬場は枯れて茶色になり、葉が硬くて芝目が強いのが特徴です。乾燥や病気にも強いため、昔のゴルフコースでは高麗芝が主流でした。

また、葉が硬いことからベントと比べ、ボールは転がりにくく、スピンもかかりにくいです。

 

 

さて、余談ですが冬に枯れて大丈夫なのか、、今そう心配された方もいらっしゃいましたね?

これは高麗芝の冬眠期と呼ばれていて、決して異常が現れているわけではありません。

冬眠期に入ると刈り込みは週に1度程度で間に合うそうです。またグリーンは夏の緑色の時と比べ、茶色に枯れてしまった時の方が少し早くなるそうです!

 

 

フェアウェイ・ラフ/グリーンでの違い

 

ベント芝をグリーンに使用するゴルフコースでも、フェアウェイやラフまで同じ芝を使用しているとも限りません。

その時の芝の種類がどのようにライに影響するのか、整理してみましょう!

 

《フェアウェイ・ラフ》

 

 

↑図のようにベントは芝が弱いため沈みやすく、反対に高麗は芝が強いため浮きやすいです。

では、構えてみたらどうでしょうか。

 

 

〇ベント芝ではボールが沈んでいるため、悪くいうとダフりやすい傾向にあります。

海外はベント芝やそれに似たティフトン芝をフェアウェイやラフに採用していることが多いため、海外ツアー選手の動画ではわらじのようなターフをとっている人が多いです。

決してダフっているわけではありませんが、ベント芝でクリーンに打つには少し難易度が高いです。フェアウェイやラフでのベント芝はツアー選手になった気分で、ガツンとわらじをとっていくイメージが良いかもしれませんね!

 

〇高麗芝は、ボールの位置に注目です。

ベント芝と同様の構えをしたとすると、既にフェースの上部にボールがきていることがわかります。そのため、フェース面とボールの間の芝の量も増え、フライヤーの可能性が高くなります。

また、そのままスイングするとフェース上部に当たってしまうことも多くなります。

芝とボールの浮き具合を確認して、クラブ選択や攻略をたてることが大切です!

 

 

《グリーン》

 

 

〇ベント芝はあまり芝目の影響度が少ないです。芝が弱いため、短く刈り込むと高速グリーンになりやすいです。

ただ冬があけた4・5月は、少し芝が元気になっているので普段より根の強い芝になります。

 

〇高麗芝は芝目の影響度が高いです。逆目では傾斜を考慮しながらも、いつもより強めに打つことが必要になります。

芝の長さでも転がりが大きく変わるため見極めが重要です。

 

根っこの種類

 

ここまでは芝のお話でした。

ここからは少しマニアックに、ベント芝と高麗芝の根っこの種類のご紹介をいたします。

 

根っこの種類には大きくわけて「ほふく茎型」と「叢生型」そして今回はご紹介しないですが「根茎型」の3種類です。

 

 

ほふく茎型は図のように横に伸びていくのが特徴です。密集度、そして修復力が高いためグリーンに使用されることが多いです。

この形はベント・高麗ともにあてはまります。

ピッチマークが出来た際などすぐ治りやすそうな感じがします!

 

 

叢生型は、ひとつの根っこから芝が生える特徴があります。株立ちとも呼ばれる理由がなんとなく伝わってきます!

寒地型のレッドトップは、ベント芝の仲間で主にティーグラウンドやフェアウェイに使われます。ほふく茎型とは違って一つ一つの根っこなのでターフがしっかりととれます。

先程でてきたわらじのターフができた場合は、レッドトップが混ざった叢生型の芝の可能性がありそうです!

 

番外編

 

皆さんはバミューダ芝という言葉を聞いたことはありますか?

沖縄地方、河川敷、海沿いの地域でよく使用される暖地型の西洋芝です。

沖縄は湿度や温度が本土とは格段に高いため、暑さに強くなったベント芝や、元から暑さに強い高麗芝でも沖縄の暑さには太刀打ちできません。

そのため、葉が太くて芝目がかなり強い、南国産のバミューダ芝が使われています。

ほふく茎型なのに加え、とても根の強い芝のため少しふかふかとした踏み心地を感じます。

海の潮風や河川敷の悪条件のコースでもしっかりと育つ強い芝です。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

ベント芝、高麗芝、バミューダ芝。

それぞれの特徴を知ると、早くコースにいって芝を観察したい!なんて思ってしまいますね。

ベント芝は近年多くのゴルフ場で使用されるようになりましたが、高麗芝とバミューダ芝を体験される方は少ないかと思います。

ゴルフ場選びに迷った際は、是非、今回気になった芝の種類の場所に行ってみてください。

新しいゴルフの楽しみ方を実感していただけると思います!

 

文:ライター 和奏

 

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