世界30ヶ国以上で300近くのコース設計に携わり、高度な戦略性と美しい景観でゴルファーを魅了し続けている設計家、ロバート・トレント・ジョーンズJr。
今回の栃木県宇都宮市に位置するイーストウッドカントリークラブも、彼によって手がけられたコースクオリティの高い魅力の18ホールでした。
自然を生かし、景観と池を巧みに組み合わせた比較的フラットな丘陵コース。
戦略性が必要とされる設計に、コースの美しい景観が加わると、なんともいえない緊張感と和みを感じさせられます。
また、PGAシニアツアーすまいーだカップの開催地ともなるこのコースは、サービスもとても充実していました。
充実の室内環境とサービス
天候に関係なく利用できる室内練習場には、弾道解析機のトラックマンが完備されていました。スタート前、今日の調子を知るのに最適ですね!空いた時間の練習にも最適です!その他、会員様専用のフィットネスジムも完備されていました!
レストランでは、昼食時にアルコール含むドリンクバー、乳製品や乳飲料のサービスがあり、ホール途中の売店ではドリンクのサービスがありました!私はこれが1番の楽しみ!なんていったら笑われてしまいますが、、、プレーの合間にも楽しいヒトトキを過ごせました。
印象に残った8番ホール
イーストウッドカントリークラブのアウトコースは、フェアウェイはフラットに設計されており、四季折々の美しい風景が楽しめるように設計されているそうです。
アウトコースで私が印象に残ったホールは8番ホールパー5です。ゴールドティ512ヤード、ブルーティ498ヤード、ホワイトティ473ヤード、レッドティ414ヤードのホールとなっています。距離は特別に長いわけではありませんが、テーショットでは右サイドがOB、270ヤード以上飛ぶプレーヤーは左サイドの池が絡んでくるホールです。グリーンを狙うショットでは、グリーン周りに12個ものバンカーが連なっています。グリーンは横に長いので、ピンポジションが右なら右に、左なら左にちゃんと打てることが必要になってきます。ただし、グリーンを狙うショットをどの位置から打つかによって、グリーンを縦長に使うこともできます。コースマネジメントが上手にできると、素敵な“ご褒美”があるかもしれませんね!
インコース11番ホール
距離のあるショートホール。
平坦なため一見簡単そうにみえるものの、グリーン右手前と左奥にバンカーがあり緊張感を感じます。またグリーンも大きくピンの位置によってはアンジュレーションも難しくなってくるのでグリーンに乗っても油断大敵です!
インコース17番ホール
インコースは、池越えや谷越えのホールなど変化に富んだ、戦略性のあるホールになっています。
特にインコースで印象に残ったホールは17番ホールパー4です。
このホールではグリーンのアンジュレーションにとても驚きました!
まるで海外ツアーのような形状で、右中央のピンの時は右奥から戻してよせる、、なんて技も繰り広げられそうな予感です。

(17H PAR4)
17番ホールレイアウト
アクセス
〇お車でお越しの方
東北自動車道・上河内SA/スマートICから約4分。
宇都宮ICから約15分。
※上河内SA/スマートICをご利用できるのはETC搭載の全長12m以下の車種のみです。
※宇都宮ICを降りてから日光宇都宮道を直進すると徳次郎ICで降りることができませんのでご注意ください。
〇電車でお越しの方
JR東北新幹線・山形新幹線・JR宇都宮線・JR日光線「宇都宮駅」下車。車で約30分。
宇都宮駅から、タクシーで約30分(6000円程度)です。
〇クラブバスご利用の方
宇都宮駅西口側の「トナリエ」前から、8:20発。満車や貸切等で出発時間が変更になる場合がございますので必ずコースへご確認下さい。
まとめ
都心からのアクセスもしやすく、気軽に楽しめるトーナメントコース、イーストウッドカントリークラブ。
シニアツアーで使われるゴルフ場ということもあり、私はグリーン周りの攻略に1日中頭を使いました(笑)
人気、実力ともにゴルフコース設計界では広く支持されているロバート・トレント・ジョーンズJr。彼が手がけたコースを、是非1度体験してみてはいかがでしょうか。きっとゴルフの面白さ、楽しさを実感すること間違いなしです!
文:ライター 和奏