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2020/09/02

ゴルフボールから学ぶゴルフの歴史

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こんにちは!プロゴルファーの大谷奈千代です。
ゴルフという素晴らしいスポーツを色々な角度から勉強しています。
今回は時代を遡ってゴルフボールからゴルフの歴史を学んでみましょう!
 

実例から学ぶゴルフボールの歴史

スコットランドランドでの記録から草創期のゴルフボールは『フェザリーボール』といって、革製の入れ物にガチョウの羽を煮て詰めたボールを使用していました。それは値段がとても高く、そして壊れやすいものだったそうです。
そのためプレーヤーはボールをコントロールすることと、そして壊さないことの2つの技術が求められました。
フェザーボールがとても高価な品物だったこともあり、、お金持ちの地主など限られた層でゴルフは楽しまれていました。
 
1848年には新しいボール、『ガッティボール』が登場します。
この、熱帯のペルカの木から採れるゴム状の物質から作られた、石のように硬いボールの登場でゴルフ界の歴史は大きく変化するのです!
 

ガッティボールの登場でゴルフの歴史に変化が起きる!

 スコットランドではゴルフをするのに社会的地位は関係なかったので、ボールの値段が安くなったことからプレーヤーが急速に増えました。
 
ボールが硬くなり、力一杯打てるようになったことで、クラブに工夫が施されるようになります。インパクトの衝撃を緩和するために、羊革製のパッドをグリップに入れたり、ブナ製のヘッドを保護する為の革を張ったりするようになりました。
 
当時のプレーヤーはこの太くなったグリップを握る為にベースボールグリップでプレーしていたそうです。
ベースボールグリップではスイング中にシャフト上で滑りやすいという問題点がありましたが、当時のトッププレーヤー達はほとんどこのグリップを採用していました。
 

奇跡のボール「ハスケルボール」の誕生

 
1899年にはアメリカの裕福なアマチュアゴルファー、コバーン・ハスケルが、技術者の協力を得てラバーコア製の『奇跡のボール』と言われるハスケルボールを誕生させます。新しいボールは反発力があり、ガッティボールよりずっと遠くまで飛びました。1902年にホイレイクで行われた全英オープンで、サンディー・ハードがハスケルボールを使って大会レコードとタイスコアで優勝した時、ガッティボールは姿を消すことになったのです。
 
ハスケルボールの登場で、ゴルフの人気はさらに高まります!非力のプレーヤーがミスショットをしてもそこそこ飛距離が出たし、飛ばし屋はさらに飛距離を伸ばしました。
思い切り打つことは出来ても、飛ばないガティボールではそれほど重要ではなかったボールのコントロール技術が必要となりました。
アプローチショットでは距離に合わせてゆったりしたバックスイングを行う様になるのはこの頃です。
さらに、ロフトのあるアイアンクラブの登場でバックスピン率が増し、方向の正確性も向上したのです。
 

まとめ

 
ゴルフボールの進化でたくさんの人がゴルフを楽しめるようになりました。
またショットの選択の幅が広がるなど、ゴルフにおいて極めて重要な出来事となりました。
ボールの歴史はゴルフに大きな影響を与えているのです!
 
文:ライター プロゴルファー 大谷奈千代

 

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