スイングカタリストはご存知でしょうか?
年々、レッスンにもフィッティングにも様々なテクノロジーが使われ始めていますね!
なんでも、スイングカタリストでは、「床反力」が数値化されるそうですよ。
では、どんなものか掘り下げていきましょう!
ノルウェー発、最新テクノロジー
スイングカタリストは、もともとスキージャンプ用に開発されたものでしたが、スキージャンプの競技人口は少ないため、ゴルフの分野にも参入したといいます。アメリカでは、野球でも使われ始めています。現在、日本では、このスイングカタリストがエース赤坂ゴルフクラブに導入されており、今後も様々なゴルフスクール、フィッティングスタジオにも導入されるそうです。
解析できるデータとは?
スウィングカタリストはプレッシャー解析を行うバランスプレートと3Dモーションプレートが一緒になっています。バランスプレートとは、いわゆるスイング中のバランス、プレッシャー(体重)の移動が解析できるプレートです。CoP(シーオーピー)と呼ばれる両足の中心の圧のデータと、足裏全体のデータを解析できます。
緑枠の部分をご覧ください。
この写真のデータでは、左足に82%、右足に18%のプレッシャーがかかっています。40.1㎝というのはスタンス幅です。左足の中心圧と、右足の中心圧の距離です。また、この中心圧を結んだラインをダイナミックエイミングといいます。
加えて、3Dモーションプレートという、横方向のチカラ、回転のチカラ、縦方向のチカラが可視化され、解析できます。この3つのデータですが、横方向をHorizontal(ホリゾンタル)、回転をTorque(トルク)、縦方向をVertical(バーティカル)といいます。
下の写真の赤で囲った部分がホリゾンタルのデータ、黄色がトルクのデータ、青がバーティカルのデータです。

フォースの順番と大きさ
フォースの順番については、ホリゾンタルフォース、トルクフォース、バーティカルフォースの順にピークを作れるといいといいます。先ほどの写真では、トルク、バーティカル、ホリゾンタルの順番でピークを迎えています。では、これが良くないのかといえば、そんなこともありません。ゴルファーのスイングの特徴の一つです。
フォースの大きさについては、プレーヤーそれぞれです。ホリゾンタルが強い人もいれば、トルクが強い人、バーティカルが強い人など様々です。どのチカラをメインに使うかで、スイングの個性がみえてくるのです。