この10年、またはそれ以上の間ゴルフ場のプレーフィー値下げが続いてきました。そろそろ需要と供給のバランスが改善され低価格化にも歯止めがかかりつつあり底堅さが出てきているようです。
こんな今だからこそ、またゴルフブームが来て価格が高騰する前に自分のお気に入りコースを探しておきたいものですよね。
ということで今回は「1人予約ゴルフ」(VALUE GOLF (バリューゴルフ) https://www.valuegolf.co.jp/)を利用してアコーディア・ゴルフグループの成田東カントリークラブでプレーしてきました。その際の感想やコースの状況についてお伝えします。
私がプレーした日はあいにくの雨予報。少し残念な気持ちを持ちつつ、買って以来3,4回しか着ていないレインウェアが着られると思うとその嬉しさで、結局、いつも通りのノリノリでゴルフ場に到着。
私がゴルフ場について先ずやることと言えばパッティング練習です。
なぜならショットの具合よりもパッティングの不調でスコアをまとめられないことがあるからです。むしろ、パッティング次第ではショットの不調をカバーできるとさえ言えます。なので、朝はまずパッティンググリーンで最低でも20分くらいは過ごします。
ここ成田東カントリークラブの練習グリーンにはゴルファーにとってうれしいポイントがあるのです。
それは、カップがあけられているということです。
通常、プレーフィーが安いゴルフコースというのは運営の手間やコストも削減されているため練習グリーンにはピンが刺してあるだけでカップの穴はあけられていないことも多いのです。やはりカップがあった方がリアルなパッティングの練習になるし、どれくらいのタッチなら入るかも参考になるのです。
さて、気になるコースはというと適度にアンジュレーションのある丘陵コース。
決して激しいアップダウンや、戦略を限定されるほどのトリッキーさはなく、景観の美しさと戦略性のバランスが非常に良いと感じました。
バックティからプレーすると全長7,000ヤードを超え、コースレートは73.3となります。過去には男子プロゴルフトーナメントのマルマンオープン(1994年開催)や、女子プロゴルフトーナメントのanクイーンズカップ(1989年、1991年)を開催したこともありトーナメントを意識したつくりが所々にうかがえます。
プレーするティイングエリアを変えるだけで、ガラっと難易度が変わるホールも多く、飽きもこないし、腕を磨くには最適なコースだと言えるでしょう。
例えばOUTコースの3番PAR5はフェアウェイ中央に高い木がそびえ立ち、右に行けば打ち上げ、左に行けばフラットなライとなります。セカンドショットの命運を分けるため、ティショットの正確性が求められます。
INコースの15番PAR4はレギュラーティからでも約420ヤードある長いホール。そのうえ、途中からフェアウェイ右サイドは窪地となっており、欲張って右に外せばボールが見つかったとしてもプラス2打は免れません。
最終ホール18番PAR5は、グリーンの脇からティイングエリアの前まで川が流れており、フェアウェイは島のような形になっているためティショット、セカンドショットの両方でプレッシャーを感じます。さらにグリーンは打ち上げのショットとなり、グリーン面が見えにくいのでウェッジの距離感を試され、最後まで気を緩めることができない設計になっています。現在は使われていませんが、グリーンを囲むようにして観客スタンドがありスタンドに向かってショットを打つという経験ができるのもこのコースならではの楽しみかもしれません。
場所は東京から見て東関東道を下り方面を進み、大栄ICを降りてから約20分。
都心部からでも1時間半見ておけば大丈夫でしょう。ちなみに、必要なものがあるなら大栄ICを降りてすぐにあるセブンイレブンで買い物を済ませておくと良いでしょう。
ゴルフ場の付近には、「THE FARM」という施設があり、とれたての野菜を使ったBBQが楽しめます。また、併設されている天然温泉の施設「かりんの湯」もおすすめ。施設内には宿泊可能なコテージもあり、成田東カントリークラブでプレーしてからBBQ、さらに温泉に入って宿泊とパーフェクトな合宿も可能です。
ゴルフの腕も磨けて、リゾート気分も味わえる、今のところ成田エリア一押しのコースと言えそうです。ぜひプレーに行ってみてください!
文:ライター アッキー永井