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2019/10/04

富士屋ホテル仙石ゴルフコース

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日本屈指の歴史を誇るパブリックコース

先日、神奈川県足柄下郡箱根町にある富士屋ホテル仙石ゴルフコースにてプレーをしてきた。

ここは、1917年に開場した歴史あるゴルフコースだ。

日本には100年以上続くゴルフ場やゴルフ倶楽部、ゴルフコースは5コースしかない。(2019年現在)1番古いゴルフ倶楽部は、1903年開場の神戸ゴルフ倶楽部(兵庫県)、2番目は1913年開場の雲仙ゴルフ場(長崎県)、3番目は1914年開場の東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)、4番目はここ富士屋ホテル仙石ゴルフコースで、5番目は1919年開場の旧軽井沢ゴルフ倶楽部(長野県)となる。

 

 

富士屋ホテル仙石ゴルフコースはパブリックコースなのだ

 

パブリックコースというのは、だれでも予約してプレーすることができるコースを指す。

パブリックコースは会員制ではないため、ゴルファーが平等に予約を取ることができ、プレーすることができる。

一方で、特にゴルフ倶楽部に多いが、基本的には会員にならないとプレーできない場合や、会員同伴でないとプレーできない場合がある。

 

100年以上続くゴルフコースへ

 

当日はインコース(10番ホール)スタート。

できれば、アウトコース(1番ホール)からラウンドしたかったが、今回は夏休み期間と重なっていたため、やむを得ない。

なぜ、アウトコースからラウンドしたかったのかというと、ゴルフ場の設計は、アウトコースからホールを作っていくからだ。

設計者の物語、ゴルフコースの物語を最初から感じたいのだ。インコースからだと物語の途中からになってしまう。当日のプレーの流れとは異なるが、物語を1番ホールから順番にみていこう。

 

1917年7月にイギリス人F.E.コルチェスター氏の設計で7ホールが完成し、その5か月後の12月に2ホールが完成し9ホールとなる。

1番ホールは、箱根の風景を見渡せる打ち下ろしのティショット。

両サイドは、木々によってホールをセパレートしており、気持ちのいいスタートホールだ。スタートホールというのは、プレーヤーに印象付けるホールにもなっている。誰もがこれから始まる18ホールにワクワクすること間違いない。

2番ホールは、バックティから454ヤードと距離の短いPAR5となる。このホールは、攻め方が複数あり、どんなゴルファーでも楽しめるホールとなっている。

ホールは左ドッグレッグとなり、飛ばし屋はティショット左の林越えをして2オン狙いが可能だが、当然OBのリスクもある。

安全にコースを攻めるタイプであれば、ティショットをドッグレッグ手前まで打てれば、3オンの確率も高くなり、バーディを狙えるホールになっている。(※現在、使用クラブの制限あり) 

3番ホールPAR3から7番ホールPAR5まで、比較的フラットなホールが続く。だが、各ホールには、池や、バンカーがあり、ティショットでのプレッシャーもある。各場面でプレーヤーのゴルフレベルが試されるホールとなっている。

8番ホールのPAR4は打ち上げのホールとなり、ティショット、セカンドともに山に向かって打つような感覚だ。このホールから、これから始まるインコースの序章になる。フラットなホールが続いた後に、打ち上げのホールが来ると、上手なプレーヤーでも、距離感を合わせづらいものだ。

9番ホールは、バックティからでも116ヤードと距離の短いPAR3になるが、このホールも打ち上げがきつく、短いがゆえに風の影響も受けやすい。距離がなくても難易度の高いホールだ。

 

1番ホール ティイングエリアから、景色がきれいな打ち下ろしホール

 

インコースが始まる。

 

インコースは、1917年の開場から18年後の1935年、赤星四郎氏の設計により完成したコース。インコースは、様々なライからのショットをプレーヤーに求めてくる。

10番ホールは軽い打ち下ろしのPAR4、11番ホールから13番ホールまでは、つま先上がりのライからのショットを要求され、14番ホールから15番ホールまではつま先下がりのライからのショットを要求される。16番ホールはやや打ち下ろしの短いPAR4(バックティから337ヤード)になる。ここでは、左足下がりのセカンドショットが要求され、特にAグリーンはグリーンサイズも小さく難しい。

ドライバーを握ったとしても、グリーン手前のバンカーが効果的に配置されているため1オンは難しい。もしグリーンに直接キャリーしたら、奥からのアプローチは難しすぎる。HDCP17にはなっているが、簡単ではなく、レベルの高いショットの精度が要求され、きわめて難易度の高いホールだ。

17番ホールは緩やかな上りのホールとなり、セカンドショットは左足上がりのライからのショットを要求される。

最後18番PAR3は、打ち上げのホールとなり、グリーン面が見えないため、距離感がつかみづらい。インコースはこのように様々なライからのショットを要求してくるため、インコースもまた、ゴルファーのレベルを試されるコース設計になっている。

コースレイアウトをみるとわかるが、9番ホール、18番ホールのグリーン奥にクラブハウスがあり、クラブハウスが一番高台にある。ここは、山のすそ野に作られたコースのため、11~13番はつま先上がりになるし、折り返しの14、15番ホールはつま先下がりになるのだ。16番は山を背にしてのホールだから打ち下ろし、17、18番は山に対してショットをしていくため打ち上げのホールとなる。

インコースは、その土地の地形を活かしてホールが形成され、プレーしていて様々なことを要求される面白さがある。

 

 

(富士屋ホテル仙石ゴルフコースHPより引用、最終閲覧日2019年8月22日)

 

 

まとめ

 

アウトコースは、「箱根でのゴルフを楽しんでいってください!」というような、気持ちのいいホールが続き、インコースは、ゴルフの腕前を試されているようなコースに感じた。

ゴルフコース内の芝生はきれいに整備され、ディボットに入ることは一度もなかった。グリーンも十分スピードが出ているし、グリーン面もきれいだった。そして、標高700mほどのところにあるため、約5度近く気温が低いのも暑い時期のゴルフにとっては最高のコンディションだ。

また、レストランの食事がとても美味しい。レストランだけでも利用しに行きたいぐらいだ。当日は、麻婆冷し担々麺を注文。めちゃくちゃおいしかった。

1917年から続く歴史あるパブリックコースの富士屋ホテル仙石ゴルフコースは、ゴルファーには一度は足を運んでほしい場所だ。

 

 

富士屋ホテル仙石ゴルフコースHP

https://www.sengokugolf.jp/

 

文:ライター ゆき

 

 

 

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