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2019/09/27

「弘法も筆を選ぶ!?最低限知っておきたいボールの選び方」

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スポーツをするには良い季節になってきた。さぁゴルフだ!とバッグを見るとそこには銘柄、色、材質ばらばらのボールがたんまり。

新しいきれいなボールでプレーするのは気持ちが良いものですが、ボールを変えた途端に距離が合わなくなるなんていう話も聞こえてきます。

ゴルフショップに並ぶたくさんのゴルフボールの中から一体どうやって自分に合ったボールを探せばよいのでしょう?

今回は最低限知っておきたいボールの選び方についてご紹介させていただきます。

 

ゴルフボールに関するルール

基本的に空中を飛んでいる物体は重くて小さいほど遠くへ飛びます。

例えばボールの重さが一緒だけど、大きさがバレーボールほど大きいと空気抵抗をたくさん受けるため早い段階で失速してしまいます。

次に重さですが、飛んでいる物体が軽ければ軽いほどそれが持つ運動エネルギーは少ないので空気の壁を割いて突き進む力が弱いことになります。同じスピードで飛んできたゴルフボールと卓球のボールでは威力が違いは想像に容易いはずです。こうした背景から、世の中に流通しているボールは飛びすぎないようにその重さと大きさにルールが設けられているのでほとんど同じ規格であると言えます。

しかしながら、各メーカー、構造や表面のデザインによって打感、耐久性、スピン性能が変わるため人それぞれ合う、合わないが存在するのです。

 

ボールの硬さについて

 

手で持ってもなかなか感じ取るのは難しいのですが、実はボールには硬い柔らかいがあります。

硬いといっても石のように弾力が無いというわけではなく、あくまで弾力があるという前提の中で硬いものから柔らかいものがあります。ゴムでできたスーパーボールを想像していただくとわかるように、ボールは衝突の際にその弾力を生かすことでバウンドすることができます。しかし、ボールが柔らかすぎると弾力が生かされず高くバウンドしないこともあります。

つまり、ボールの硬さに応じて最も反発する最適な衝突があるということです。この「衝突」というのはゴルフで言うところのクラブヘッドとボールとのインパクトのことです。したがって、自分のヘッドスピードに応じて最適な硬さのボールがあるということなのです。

例えば自分のヘッドスピードがボールの柔らかさに対して速すぎる場合、ボールがたわみすぎてしまって弾力が活かされず、たわんだ際にフェース面との接触面積が大きくなりスピンが掛かりすぎて飛距離をロスすることに繋がります。

ボールを買うときは箱の裏などを見ると大まかな硬さと、対象とするヘッドスピード帯が表記されていることが多いので忘れずにチェックしておきましょう。

 

 

ボールの表面素材について

お気づきの方も少なくないと思いますが、実はボールの表面も銘柄によって違いがあります。一緒にゴルフに行く友達や、練習場のボールでも良いのでボールを手にもって軽く爪を立ててみると引っかかり感や、粘着感が分かると思います。基本的に表面が柔らかいほどフェースへの食いつきが強いのでスピンが増えるのですが、これもまた様々なプレーヤーのパフォーマンスを引き出すためなのです。

硬いボールはヘッドスピードが速いプレーヤーが使ったときに、弾力を最大限生かせるため飛距離を稼ぐことができます。しかしウェッジなどで遅いヘッドスピードで打った時にボールがたわまないのでフェースとの接触面が少なくなり、スピンが減る傾向があります。それを補うために、ヘッドスピードの速いプレーヤー向けにはボールの表面(カバー)に柔らかい素材を使うことによってショートゲームではしっかりスピンが生まれるように設計されています。

逆に柔らかいボールは速いスピードで打った時にボールがたわみやすいのでフェースとの接触面が大きくなりやすいのでスピンが増える傾向にあります。そのため、表面には少し固めの素材を使うことでスピンを抑えて飛距離を稼ぐ設計がされていることが多いのです。しかしアプローチをしたときに、フェース面への食いつきが弱く、ポンっと高く打ち出されることが多いようです。また、スピンも少な目になります。

 

ロストボールはアリかナシか?

結論から言うと、「一応アリ」と言ったところでしょうか。

ゴルフ用品店に行くとボール売り場の一角に、ビニールケースに詰められたAランク、Bランクなどとラベルされた一見きれいなロスボールのコーナーがあります。中身は有名なボールがずらり。

これらが6球1,000円で手に入ると思うと、ついつい手を伸ばしてしまいそうですがちょっと待った!

ロストボールの中には池の中に沈んでいたものや、木にぶつかってボールの表面がささくれているものなども入っています。

ボールの表面(カバー)に傷などがあると本来のパフォーマンスを発揮できず、まっすぐ転がらなかったりバックスピンがかかりにくくなったりします。グリーンにボールを手で投げるとよくわかるのですが、バックスピンがかかっていないボールというのは想像以上に止まってくれないものなのです。

1球300円かそれ以上もする新品のボールをOBでなくしてしまうショックから逃れたい気持ちをこらえ、できるだけきれいなボールを使うことをお薦めします。ボールを無くしたくない気持ちもまた上達のモチベーションの1つです。

 

以上が、主なボール選びのポイントです。

上記のほかにも選ぶ要素はあります。ボールの色や、メーカーの好き嫌いなど、どうせ使うなら使いたくなるボールがいいですよね!

今お使いのボールはご自身に合っていますでしょうか?自分に合ったボールを見つけて今年もベストスコア更新していきましょう!

 

文:ライター アッキー永井

 

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