ゴルフコースを回っている最中に、クラブを忘れてしまう人は意外と多いものです。ゴルフのクラブは高価ですし、手になじむものや気に入っているものだとそう簡単に買い直すわけにもいきません。なるべく忘れないように気をつけたいですね。
今回は、ゴルフコースにクラブを忘れてしまう良くある原因や、クラブを忘れたときの対処法をご紹介します。
プレー中にゴルフクラブを忘れやすい場所のひとつが、グリーン周りです。グリーンオンを狙ってアプローチショットを打った後、クラブを置いてパターに持ち替えたときに忘れてしまいがち。
アプローチウェッジは使用頻度があまり高くないため、忘れてしまうと次のホールのグリーン近くにいくまで気づかないといったケースが多いです。
林の中に打ち込んでしまったり、コースや距離が微妙で何番を使うか迷ったりしたとき、複数のクラブを持ち出すと忘れてしまう場合があります。使わないクラブをコース上に置いたり近くの木に立て掛けたりしていると、打ったボールの行方に気を取られて置きっぱなしにしたクラブのことを忘れてしまうのです。
意外かもしれませんが、使ったクラブを他人のキャディバッグに入れてしまうといったミスも実は少なくありません。
自分か相手が帰宅前にクラブの本数をチェックするタイプなら、すぐに入れ間違えたことに気づけます。しかし、そうでない場合は次回のプレーまで気づかないことが多いです。
プレー中にクラブがないことに気づいた場合は、すぐにスタッフに連絡を取りましょう。何時頃、どのホールのどの辺りで忘れたかがわかっている場合は、詳細を伝えておくことも大切です。
すぐ後の集団が忘れたクラブを回収してくれている場合、その場で見つかることもあります。なお、直前のコースにクラブを忘れたとしても、コースを逆走するのはNGです。後続の集団に迷惑をかけてしまいますし、何よりボールが飛んでくることもあるので危険です。
当日は忘れ物に気づかず、後からクラブを忘れたことに気づいたら、気づいた時点でゴルフ場に電話で連絡しましょう。落とし主不在の忘れ物として届けられていれば、その場で照会してもらえます。連絡の際、コースを利用したときの予約番号等を伝えておくのもおすすめです。忘れ物を特定しやすくなります。
ゴルフ場のような施設では、忘れ物を3ヵ月保管するのが原則です。忘れ物の保管期間や取り扱いについては、遺失物法という法律で規定されているため、1週間や2週間程度で処分される心配はありません。
そのため、クラブを忘れてから3ヵ月以内なら、ゴルフ場まで足を運べば受付で忘れたクラブを引き取ることができます。また、ゴルフ場によっては忘れ物の郵送にも対応してくれるので、遠方のゴルフコースにクラブを忘れた場合も、諦めずに相談してみましょう。
ゴルフクラブは高価です。忘れ物が出てこない場合もあります。なかには、所有者を偽って他人の忘れ物を取得してしまう人もいるので、クラブを忘れた場合はできるだけ早く施設の管理者へ連絡しましょう。
忘れた場所やクラブの品番などがわかっていれば、施設側で保管しておくこともできます。3ヵ月以内なら処分される心配もないので、気づいたとき面倒くさがらずに連絡することが大切です。