ゴルフは基本的に複数人でホールを回るスポーツなので、どんな服装をするかが重要なポイントになります。気心の知れた友人と行くのか、それとも会社の先輩に連れられていくのかによっても、適した服装は変わってくるでしょう。
今回は、4つのシチュエーション別にゴルフウェアのコーディネート例をご紹介したいと思います。「どんな格好をしていったらいいのかイメージするのが難しい」という方はぜひ参考にしてみてください。
最初に、初心者の方が人から勧められてゴルフを始め、生まれて初めてゴルフ場に赴くときに適したコーディネートを考えてみましょう。「初めてのゴルフ」ですから、とりあえずドレスコードに適合した必要最小限のアイテムを揃えていれば問題ありません。具体的には服の上下と帽子、ゴルフシューズを揃えておけば良いでしょう。
おすすめのコーディネートは、ポロシャツにチノパンを合わせたものです。帽子はスタンダードなキャップ型が良いでしょう。シューズはソフトスパイクのものを選んでおけばOKです。これらがゴルフウェアの基本ともいうべき定番のスタイルなので、初めてのコーディネートに迷ったらまずこれらのアイテムを揃えることを考えてください。
では、会社の上司や先輩、取引先の方などと同席するラウンドは、どんなコーディネートにしたら良いのでしょうか?こうした「仕事のお付き合い」では何事も無難にこなすことが第一になります。したがって、先ほどご紹介した「定番のスタイル」を踏襲していれば基本的には問題ないでしょう。
ただし、だらしない格好や派手なカラーコーディネートをしないよう注意してください。たとえば、ポロシャツはダボダボしたサイズのものは厳禁。ジャストサイズのものを選んで裾はきちんとズボンの中に入れましょう。ポロシャツ、チノパンともに派手な柄のあるものは避け、白や黒といったベーシックカラーや、黄色やピンクなどの場合でも爽やかな色合いのものを選ぶのが無難です。
逆にもっとラフな環境、たとえば「デートを兼ねて女性と一緒に楽しむゴルフ」のような場合にはどんな格好が適しているのでしょうか?女性は口には出さなくとも、意外と男性のファッションを細かくチェックしていることが少なくありません。ですから、このようなケースではベルトやサングラスなど、小物でファッションにアクセントをつけて個性をアピールしても良いでしょう。
とはいえ、もっとも重要なのは「清潔感」です。小物もジャラジャラたくさんつければ良いというわけでもありません。ドレスコードを遵守した着こなしのなかに少し個性が見え隠れする程度が良いバランスです。
ゴルフは屋外でプレーするスポーツなので、天候の影響を大きく受けます。なので、雨の日には見た目よりも機能性を重視した服装をする必要があるでしょう。雨から体を守り、体温を保つためにレインキャップとレインコートを着用します。どちらもゴルフ用品として販売されているもののなかから、動きやすいものを選んで準備しておけば十分です。
シチュエーションによって、ゴルフに適したコーディネートは変わりますが、「紳士のスポーツ」というベースにある原則が代わることはありません。そこを押さえておけば、コーディネートで失敗することはないはずなので、安心してゴルフを楽しんでください。