「ゴルフの世界では右打ちが有利」という説を聞いたことはありませんか?テレビでゴルフ中継を見ていると、ほとんどの選手が右打ちで、左打ちは数名もしくは全くいないなんてこともあります。
有名なプロ選手の中には、左利きであるにもかかわらずあえて右打ちをしている選手もいるといいます。では、あなたに向いているのはどの打ち方なのでしょうか?一緒に考えていきましょう。
日本人のうち約9割が右利きであることをご存じでしょうか? ほとんどの人が右利きであるため、当たり前のように右打ちでゴルフをはじめます。左利きの人も道具や、練習場の打席などの関係で右打ちに矯正した人も多いのではないでしょうか。
野球やテニス、サッカー、バレーボール。こういったスポーツでは相手選手とのやり取りが点数を決め、実数が少ない左利きの選手は有利になることが多くあります。相手選手が左利き選手とのやり取りに慣れておらず、守りにくくなるためです。
しかし、ゴルフの世界では相手選手と直接プレー内でやり取りすることがないため、左利きが有利に働きません。コースの設計も右打ちを基本的に想定して作られているという説もあり、左打ちの人にはややプレーしにくいといいます。
タイガーウッズやジョーダン・スピースは言わずと知れた世界的有名選手ですが、彼らは本来左利きであるにもかかわらず、あえて右打ちをしています。利き手である左手でクラブをコントロールすることで、ボールを狙った位置につけやすいということが理由だそうです。
タイガーウッズのライバルとしても有名なフィル・ミケルソンという選手は、本来は右利きなのにゴルフでは左打ちをする珍しいゴルファーです。ゴルフを教えてくれた父親と向かい合うように立って練習しているうちに、左打ちが身に付いたのだとか。
当時のミケルソンはまだ3歳の子どもで、そのままのスタイルで大人になってもプレーを続けました。
道具の選択肢が多いという意味では、やはりゴルフでは右打ちが有利。ただし左利きで右打ちの方も多いので、コーチなどに教わる際にはその方がどちら利きかを確認することも必要かもしれませんね。
右利きの方は一度左打ちに挑戦してみると良い練習になると思いますよ。