「悪天候で良いスコアを出せてこそ本物の実力だ!」なんていう意見もありますが、雨の中のラウンドは、準備も後片付けも大変だし、グローブやシューズも傷みやすいし、プレー後の体調管理も一苦労ですよね。
ここは、家のなかでぬくぬくと映画鑑賞しながら、ついでにイメージトレーニングでゴルフのスキルを磨くことにしましょう!
今回は、雨でラウンドできない日に観たい、ゴルフを題材にしたおすすめ映画3本を見どころとともにご紹介します。
プレー中は、ライの状態やそのときの風向きなど、さまざまな情報を統合して冷静な判断が求められるのがゴルフ。
「ティン・カップ」の主人公ロイは、どんな試合の場面でも、その冷静な判断ができず、ギャンブルのように一か八かの大勝負に出てしまいます。そのため、ツアー・プロになれず、しがないレッスン・プロとして仲間たちと気楽な日々を送っています。
そこにお客さんとして予約を入れたのが美しい精神科医のモリー。ロイは一目惚れします。モリーへの想いを胸に、ライバルを負かしてゴルフ場の所有権を取り戻すべく、ロイは最後のチャレンジとしてU.S.オープンに出場することを決めるが…?
見どころは、ロイの出場するU.S.オープンでのプレーと、初日、二日目と進むなかで変化していく人間関係。クレイグ・スタドラー、ピーター・ジェイコブソンの2人のアメリカ人プロゴルファーが本人役で出演しているところも要チェックです!
■監督:ロン・シェルトン
■キャスト:ケヴィン・コスナー、レネ・ルッソ、ドン・ジョンソン ほか
■上映時間:134分
■製作年:1996年
■製作国:アメリカ
■受賞歴:アカデミー賞
こちらは、実在のゴルファー:ボビー・ジョーンズの伝記映画です。ボビー・ジョーンズは、数々の大会で名を上げていたものの28歳という若さで引退するまで生涯アマチュアを通し「球聖」とよばれました。
実録もののため、派手な描写はありませんが、ボビー・ジョーンズの生涯や人柄を実直に描き、丁寧に作られた映画で、ゴルフファンにはぜひ観て欲しい1本です。誰も見ていないのに「アドレスの際にボールに触れた」として一打罰を主張し、そのために優勝を逃したという有名なエピソードもちゃんと盛り込まれていますよ。
この映画を観た後は、自分のゴルフとの向き合い方についてじっくり考えてみたくなるかもしれません。
■監督:ローディ・ヘリントン
■キャスト:ジム・カヴィーゼル、クレア・フォーラニ、ジェレミー・ノーザム ほか
■上映時間:129分
■公開年:2004年
■制作国:アメリカ
■受賞歴:なし
こちらの作品も実話をもとに作られた作品。今では、その気になれば誰でもゴルフをプレーできる時代になりましたが、この映画の舞台となった1913年アメリカでは、ゴルフは紳士のスポーツとされ上流階級が楽しむものでした。そんな時代背景のなか、労働者階級生まれのアマチュア・ゴルファーであるフランシス・ウィメットが英国人チャンピオン:ハリー・バートンに出会い、ゴルフにのめり込んでいきます。
貧しいフランシスはグルフ界で歓迎されず、それを見かねた父親は、息子にゴルフを止めさせようと「全米アマチュア選手権で負けたらゴルフから手を引く」ことを約束させます。 その結果は?そして、フランシスのゴルフ人生はどうなる…?
実話に基づいているにも関わらず、感情移入でき感動できるアメリカン・ドリーム・ムービー。ゴルフファンでない方と一緒に見るのもおすすめです!
■監督:ビル・パクストン
■キャスト:シャイア・ラブーフ、スティーヴン・ディレイン、ピーター・ファース ほか
■上映時間:121分
■公開年:2005年
■制作国:アメリカ
■受賞歴:なし