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2018/01/01

現代ゴルフルールの基礎!「セントアンドリュースの13ヵ条」とは?

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ゴルフのルールは細かくて複雑なうえに、日本にはゴルフ場独自のローカルルールがあったりします。ペナルティのカウント方法だけでも慣れないうちは覚えるのが大変ですよね。

ゴルフには世界で統一の規則があり、オリンピックなどの世界的な公式試合ではこれが適用されます。現代のゴルフルールの基礎となったといわれているのが「セントアンドリュースの13ヵ条」で、最古のゴルフルールだという説もあります。

今回は、「セントアンドリュースの13ヵ条」に迫ってみましょう。

今から260年以上も昔、1754年に制定!

セントアンドリュースというのはスコットランドの地名で、「ザ・ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュース」というゴルフ場があり、ここがゴルフ発祥の地だとされています。

そのクラブハウスに残されているのが1754年に同ゴルフ場の前身である「ソサエティ・オブ・セント・アンドリュース・ゴルファーズ」が制定されたとされている「セントアンドリュースの13ヵ条」です。

 

セントアンドリュースの13ヵ条

point024_09.png 第1条 ティーはホールからワンクラブ以内にセットすること。

 

point024_09.png 第2条 ティーは地上に設定すること。

 

point024_09.png 第3条 プレー中のボールは交換してはいけない。

 

point024_09.png 第4条 ボールを打つために石、骨などを取り除いてはならない。ただしフェアグリーン上で、自分の球からワンクラブ以内なら良い。

 

point024_09.png 第5条 水、ぬかるみに入ったら任意に拾い上げ、ハザードの後ろに少なくとも6ヤード投げて、そこからプレーを続行すること。ただしボールを拾ったことで、敵に1打譲歩しなければならない。

 

point024_09.png 第6条 ボールが接触していたら、後方のボールを打つまで、前方のボールを拾い上げなければならない。

 

point024_09.png 第7条 ホールに入れるときはホールに向かって打つこと。自分のライン上にない敵のボールを、狙ってはならない。

 

point024_09.png 第8条 もしボールを取り上げられたり、その他の原因で失った場合は、最後に打った地点に戻って、別のボールをドロップしてプレーすること。この災禍で、敵に1打譲歩しなければならない。

 

point024_09.png 第9条 ホールに入れる時、クラブなどでライン上に“しるし”をつけてはならない。

 

point024_09.png 第10条 人、馬、犬など、いかなるものによりボールが止められても、止まったところからあるがままの状態でプレーしなければならない。

 

point024_09.png 第11条 スウィング中いかなる理由にせよクラブが破損したら、ワンストロークとしてカウントすること。

 

point024_09.png 第12条 ホールよりもっとも遠いボールのプレーヤーからプレーすること。

 

point024_09.png 第13条 壕、溝、あるいは堀はハザードとみなされない。ボールを取り出してプレーし、いかなるアイアンクラブでも、ペナルティなしでプレーすること。

 

 

現代のゴルフルールの基礎となった

現在のゴルフルールは、この13ヵ条をたたきとして、追加や修正を重ねてできあがったものだといわれています。

 

特に、第10条の後半にある「止まったところからあるがままの状態でプレーしなければならない」という部分は、ゴルフの神髄であるともいえるのではないでしょうか?

「セントアンドリュースの13ヵ条」は、最古のゴルフルールとして有名になりましたが、その後、実はそれより10年前(1744年)に制定されていた「エジンバラの13ヵ条」が発見され、今日ではそちらがもっとも古いものだとされています。

セントアンドリュースはスコットランドの首都であるエジンバラとはフォース湾を挟んだ北側に位置しており、直線距離で60kmほどと地理的に近いところにあります。エジンバラの「マッセルバラ・リンクス」は、現在もプレーできる世界最古のゴルフコースだといわれており、どちらが最古であるかはさておき、このエリアがゴルフ好きにとって聖地であることは間違いありません。

なかには不思議なルールも?気になる「第2条」

「セントアンドリュースの13ヵ条」をよく見てみると、当時のセントアンドリュースでのゴルフの光景を想像できるような情報がみつかります。

コース内は整備されておらず、石や水路などの障害物が多いうえ、動物や人が行きかっていた…そんな様子が伝わってくるようです。

それにしても、「第2条 ティーは地上に設定すること」というルールがなぜ作られたのかは気になるところ。当時は、地中に隠れるほど深くティーを埋め込んでしまう人もいたのでしょうか?

いずれにしても、ルールはその時代に合わせて変化していくものなのでしょう。現代のルールが「昔はそんなルールもあったのか」と感心される日がいつかやってくるかもしれません。

 

藤倉シャフト
 
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