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2017/12/28

飛びすぎるのも考えもの?00年代に起きた飛距離を抑える「反発係数規制」

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反発係数に比例して飛距離も伸びる

ゴルフをする人にとって気になる数字のひとつが、スコアを左右する飛距離。 飛距離が出れば良いというものではないけれど、「飛距離が伸びない」と悩むゴルファーも多いことでしょう。

飛距離を決めるのがゴルフボールとクラブがぶつかる時の反発係数です。反発係数とは2つの物体の衝突前後の相対速度の比率で「はねかえり係数」ともよばれます。反発係数は、数値が大きくなればなるほど、はねかえす力が強いということになりますが、1よりも大きくなることはありません(衝突時に運動エネルギーが供給された場合を除く)。

 

距離を稼ぐためのクラブがドライバー(1番ウッド)ですので、反発係数の高いドライバーを使うことが飛距離を出す近道です。

2008年に規制が施行!

「ドライバーの反発係数を上げれば飛距離が伸びる」ということで、ゴルファーは反発係数の高いドライバーを求め、メーカー側もそれにこたえようとします。

 

これが過熱した結果、2008年にドライバーの反発係数を規制するルールが作られました。あまりにも飛距離がドライバーに委ねられるようになってしまい、スポーツとしての本質が揺らいだためです。

 

それが、「Spring Like Effect」の頭文字をとった「SLEルール」と呼ばれるもの。現在、正式な場で使われるドライバーは、SLEルールに準拠した「SLEルール適合モデル」のみとなります。

 

 

「0.830」までのクラブが許されている

具体的に「SLEルール適合モデル」がどんなドライバーなのかというと、反発係数が0.83を超えないものを指します。

 

これを超えるものは通称「違反ドライバー」とよばれますが、もちろん、法律を犯しているわけではなく、公式試合で使ってはいけないだけの話です。たとえば、大自然の中で思いっ切りボールを飛ばしてリフレッシュしたい場合など、あえてSLEルールから外れた高反発ドライバーを使う意義はあります。また、筋力の弱い女性やシニアなどがゴルフを楽しむために高反発ドライバーを活用するのも良いでしょう。

ただし、高反発ドライバーも、クラブの芯でボールを捉えられなければ飛距離は出ませんので、初心者にはあまりおすすめできません。目的と場面、自分の力量に合わせ、適合モデルと適合外モデルを使い分けてみましょう。

 

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