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2017/10/09

知らないとビックリ!特定ゴルフ場だけのローカルルール

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ゴルフのルールは、世界のゴルフルールを統括しているR&A(全英ゴルフ協会)が定めていて、基本的にこの統一ルールでプレイされます。ただし日本のゴルフ場では、風や天候、地形の違いがあり、プレイヤーの数も多い傾向にあります。

こうした諸事情から、それぞれのゴルフ場では独自の「ローカルルール」というものが存在します。プレイする前にこうしたルールをしっかり把握しておくことが大切です。

 

 

コース別の特別ルールがローカルルール

 

それぞれのゴルフコースにはコース設備の特徴や地形的な特徴があるため、特別なローカルルールが定められていることが多いです。

日本のゴルフ場で採用されるローカルルールで有名なものは、「プレーイング4」というルールです。これは1打目のティーショットがOBだった場合に、前方にある黄色いマークのされた特設テイーから4打目を打つというものです。

日本のゴルフ場ではあまりにも当たり前の光景のため、ローカルルールという認識がないかもしれません。ただ本来のルールではティーグラウンドから打ち直さなければならないのです。これは混雑することの多い日本のゴルフ場独自のルールの1つだといってもよいでしょう。

またこのほかにもゴルフ場によってはウォーターハザードをラテラルウォーターハザードとする規定、電線などの高架物にボールが当たったときの打ち直しの規定などに、ローカルルールを採用していることが多いです。

こうした多くのローカルルールはコースの保護やコース状態の違いによる不公平性の解消、そしてスピーディーなプレイの進行といった目的のために採用されています。それぞれのローカルルールの規定は日本ゴルフ協会の定めたゴルフ規則に沿ってゴルフ場独自に定められているのです。

 

 

共通ルールよりも優先されるローカルルール

 

こうした各ゴルフ場で採用されているローカルルールは、公式のゴルフ規則などには記載されていません。ローカルルールの具体的な詳細については、スコアカードの裏やクラブハウス内のキャディーマスター室、そして各ゴルフ場の公式ホームページなどで公開されています。

多くのゴルフ場の表記ではローカルルールの定めをいくつか列挙してあり、それ以外のルールについては「JGAゴルフ規則に準ずること」となっています。

したがってローカルルールが定められている部分については公式ルールよりも優先して適用されることになります。前述の「プレーイング4」のほか、「6インチプレース」などが各地で採用されているローカルールとして有名です。

「6インチプレース」はティーグラウンド、グリーン、ハザードエリア外のプレイ可能エリアで、ボールを6インチだけ動かしてもよいというルールです。プレイの円滑な進行のために採用されています。

 

 

ローカルルールを理解して楽しいゴルフを

本来のゴルフはあるがままのボール状態からプレイするのが基本となっています。深いラフや障害物の多いエリアにボールがあったとしても、それを自分の技術やコースの読みで乗り越えていくのがゴルフの醍醐味です。

ただしプレイヤーの数が多い日本のゴルフ場では、スピーディーなプレイのためには便宜的なルールを採用せざるを得ない現実があります。したがってゲームとしての公正さや面白さを損なわない範囲で、それぞれのローカルルールに従って楽しくプレイすることが大切です。

細かな障害物に関する規定などは、ゴルフ場ごとにさまざまなルールが定められています。プレイする前にコースを回る仲間同士で、事前にローカルルールについて確認しておくことが大切です。

 

 

まとめ

日本のゴルフコースにはそれぞれのゴルフコースの気候や地形、周辺環境の違いに合わせたローカルルールが定められています。プレイヤーの数が多い日本のゴルフコースでは、円滑でスピーディーなプレイを実施するため、特別なローカルルールを採用しているコースがほとんどです。

「プレーイング4」や「6インチプレース」など日本で非常になじみのあるルールは、実のところ国際標準ではローカルルールだったりします。

楽しくプレイをするために、プレイヤー同士でしっかりローカルルールについて共有しあい、ゴルフコースや、ほかのプレイヤーの迷惑にならないようにルールを守ってプレイしていきましょう。

 

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