どこの練習場でもいわゆる『教え魔』と呼ばれる迷惑な人はいるものです。女性の身体を触りながら教えようとする人もいますが、一応ゴルフレッスンという体裁をとっているため「自意識過剰と思われたらどうしよう」と、断りにくいケースもあります。
しかし、セクハラまがいであることは事実なので、キッパリと断るようにしたいところです。
教え魔の断り方としては、たとえば逆質問をするという方法もあります。だいたいの教え魔はゴルフの腕前も知識も大したことはないものです。たとえ相手が年上の男性でも躊躇することはありません。難しい質問をしつこく繰り返すことで撃退してみてはいかがでしょうか。
また、特定のコーチについていることをアピールするのも一つの方法です。「コーチの指導と違うことを言われると混乱してしまうので」と、やんわりキッパリと宣言しましょう。
もし、本当はコーチについていなくても「コーチについています」と断言しておくことは大事です。断られたことで逆恨みして嫌がらせをするような人もいるので、バックに関係者がいることをにおわせて、下手なことはできないと思い知らせるようにしておきたいところです。
あまりにしつこい場合には、既に決まった練習内容があり、自分なりのルーティンがあるのでかまわないで欲しいということを説明してみてもいいかもしれません。それでも食いついてくるようならば、反撃に出ることも考えましょう。
もし、ゴルフ指導をされそうになったら、教え魔のプライベートを根掘り葉掘り聞いてみてはいかがでしょうか。いきなりズカズカ入り込むことによって、相手に警戒心を持ってもらえたらしめたものです。個人的な情報を聞き出すうちに、思わぬ弱みを握ることもできるかもしれません。
あまりしつこく指導したがるようならば、こちらにも考えがあるということを突然切り出してみるのもいいでしょう。
練習場の教え魔は役の教えで役立つものはほぼゼロで、どちらかといえば迷惑なだけということがほとんどです。教え魔の多くは中高年以上の男性ですが、世の女性が大人しく教えを受けると勘違いしているならばとんだハラスメントです。
場合によっては練習場のスタッフ、練習場を管理している会社などに通報して、対策をとってもらうのもいいかもしれません。万策を尽くし、楽しく練習できる環境を作りましょう。