イライラしながらのプレーは、いつもならばできることもできなくなるなど、いいことは何一つありません。イライラを感じたらできるだけ早く解消するようにしましょう。たとえば、午前中のイライラはお昼でリセットしたいところです。
コーヒーブレイクで気分を落ち着けようとする人もいるかもしれませんが、それはおすすめできません。カフェイン、インスタント食品、スナック菓子は、かえってイライラを増幅させてしまうのです。
ティータイムにはコーヒーではなく、なるべくノンカフェインの飲み物を選ぶようにしましょう。イライラを抑えるおやつとしては、たとえばブルーベリーがおすすめです。ブルーベリーは抗酸化力が高く、ストレスが昂じた時に分泌されるコルチゾールを抑制するといわれています。ドライフルーツなどを携帯して、イライラを感じたら口に放り込むようにしてはいかがでしょうか。
カカオの中に含まれているフラボノイドはリラックス効果を高め、フェネチルアミンは気分を高揚させる効果があるといわれています。「イライラするとチョコレートを食べたくなる」という人もいますが、実は理にかなったことでもあるのです。できればカカオ70%以上のものにすれば、より効果を期待できます。
最近ではカカオ成分が何%あるかをセールスポイントにしているチョコレート製品もいくつか販売されています。そういったものをポケットに入れておいて、プレー中にイライラしそうな局面で一粒食べてみるというのもいいのではないでしょうか。
イライラを抑えるためには、脳内の神経伝達物質の一種であるドーパミンの分泌をさかんにする必要があります。感情に走るのを押さえ、冷静な判断をするためにドーパミンはかかせません。
たとえば、ひまわりの種には、ドーパミンの生成を促進する効果があるといわれています。おつまみや製菓材料として販売されているひまわりの種ですが、ゴルフの際のイライラ抑制おやつとしても最適なのです。
また、クルミにも精神安定作用があるといわれています。ビタミンEやリノール酸をたっぷり含んだクルミを1日に約28g食べ続けることで、ストレスに強い心を作ることができるのだそうです。食べやすいように加工されているクルミならば、プレーのおともにもぴったり。ポケットに入れて、いつでも食べられるようにしておいてはいかがでしょうか。