アメリカ大統領トランプ氏が保有するゴルフ場は、実は4カ国計17にも及ぶということは驚きです。その中には、過去4回も全英オープンを開催してきたスコットランドの名門ゴルフ場ターンベリーもあります。
また、アメリカ国内でもマイアミのドラル・リゾートを持ち、世界選手権や米PGAツアーなども行われてきました。
しかし、大統領選挙期間中に過激な言動を繰り返したトランプ氏と距離をとりたいという意向からか、次回の世界選手権はメキシコで開催するとドラル・リゾートが発表しているのは気になるところです。大統領就任後の動向が注目されます。
名だたるゴルフ場のオーナーであるトランプ氏ですが、自身の腕前も俄然気になってくるところです。現在70歳のトランプ氏ですが、若い頃には「プロになってもおかしくない」といわれるほどの腕前だったそうです。190cmを越える立派な体格の影響も大きいでしょう。
かつてはプロアマ大会に出場しては話題を独占していたというのも、納得できる話です。そんなゴルフ好きが昂じて、とうとう世界中にゴルフ場を所有するに至ったというのも、トランプ氏らしいエピソードといえるでしょう。
トランプ氏だけではなく、歴代大統領もゴルフを趣味としている人は少なくありません。
なかでも有名なのが第35代大統領のジョン・F・ケネディ氏です。シングルの腕前だったとされていますが「大統領がゴルフで遊んでばかりいる」と批判されることを恐れ、写真を撮られることに非常に注意していたとか。そのため、ゴルフ好きを証明するものはほとんど残されていません。
また、バラク・オバマ氏のゴルフ好きも有名です。英首相だったキャメロン氏とラウンドしたこともあり、趣味であるのはもちろん、外交のためにも利用していることが伺えます。
その他、ジェラルド・フォード、リチャード・ニクソン、ジョージ・H・W・ブッシュ、ジョージ・W・ブッシュ各氏とも、ゴルフ好きだったといわれています。有名コメディアンのボブ・ホープ氏とラウンドすることは歴代大統領の伝統になっていますが、これを非常に楽しみにしていた元大統領は少なくないということです。
深くて古い、米大統領とゴルフとの結びつき。新大統領ドナルド・トランプが今後どのようなエピソードを作るのか、怖いもの見たさで期待している人も多いのではないでしょうか。