ゴルフは、年齢にあまり縛られることなく、幅広い年齢層が楽しめるスポーツです。
ですが、全身を使った運動量の多さも特徴的であるため、体調管理はかかせません。
中でもゴルフはひねりやスナップを使うため、ストレッチが重要です。
どのようなストレッチが有効なのでしょうか。ポイントとなる部分を、まとめました。
ゴルフは、ご存知の通りクラブを使ってボールを遠くへ飛ばすことから始まるスポーツです。この際肝となるのが、回転です。上半身を大きく回転させ、その力でボールを打ち飛ばすためです。
大きく腰をひねり、肩をぐるりと回し、腕やリストに力を込め、勢いをボールへ伝えます。そうしたメカニックであることから、まず焦点を当てるべきは上半身といえます。
この部分のストレッチやトレーニングがしっかりできていなければ、理想的な飛距離は出にくい上、故障も起こりやすくなってしまいます。
上半身をストレッチする上で、役立ってくれるトレーニング用品があります。それはゴムチューブです。
なめらかな抵抗とレベルに合わせた弾力を選べるこのアイテムは、あらゆるスポーツトレーニングで取り入れられており、広く販売されています。近所のスポーツ用品店で、比較的簡単に見つけられることでしょう。
ゴムチューブが用意できたら、両端を両手で掴み、腕を広げたときある程度抵抗が感じられるぐらいに長さを調整します。あとはその状態で、ばんざいしたり、後ろへ回したり、また後ろへ回したままスイングフォームを再現したりしてください。
とにかく、程よく上半身各部位にひねりや負荷を与えて、柔軟性を養っていきます。硬く感じる部分、筋肉疲労が溜まっている部分へ焦点を当て重点的におこなうとより効果的です。
最後に、ラウンド前のストレッチ方法としておすすめの、ゴルフクラブを使ったストレッチをご紹介します。
ラウンドのその瞬間までチューブを持ち歩くと、さすがに邪魔になってしまいます。
簡易的な方法で、しっかりほぐしていきましょう。
とはいえ、原理的にはゴムチューブのものとあまり変わりません。
同じように両端を両の手で持ち、ひねったりスイングフォームを作ったりして、関節や筋肉を程よく伸ばしていきます。
また、チューブと異なり硬いクラブの特徴を活かす方法も効果的です。
例えば、首の後ろに肩と並行になるよう乗せた状態で、クラブに両腕をかけます。
肩関節がぐっと上がる感覚になり、強めのほぐし効果が得られます。
また腰後ろにクラブを同じく地面と並行となる状態で回し、両腕の関節内側をひっかけるのも良いです。腰と腕両方に負荷がかけられ、またそのままひねることで、捻転箇所のストレッチにも役立てられます。
ただチューブと違ってとても硬いので、クラブを使ったストレッチは強さに注意しておこなうよう心がけてください。