ゴルフ場は緑がたくさんあって自然を満喫することができますが、それだけにさまざまな生物が身を潜めています。その中でも厄介なのがブヨ。刺されてしまうとかゆくて痛い上になかなか治らず厄介な存在なのです。
ブヨは自然がたくさん残された渓流などで産卵し、その付近で生活をしています。そのため、渓流が近い高原や山の中にあるゴルフ場ではよく遭遇する虫です。その他海の近くや川が流れている付近の住宅地でも見られることがあります。
ブヨは大きさでは3~5mmと小さく、黒い体をしています。主に春から夏に発生しますが、その活動時期は秋口にまで及ぶこともあります。
ブヨにさされてしまうと、そのときは軽い出血程度で済みますが、翌日になると刺された周辺がパンパンにはれ上がり、強い痛みとかゆみが襲ってきます。場合によっては熱を出すこともあります。この症状は1週間~2週間続くこともあるのです。
ゴルフ場でのブヨ対策方法は、できるだけ肌を露出させないことです。ゴルフ場にはブヨが発生するものと考えて、長袖のトップスや長ズボン、レギンスなどを着用しましょう。これだけで被害はかなり抑えられるはずです。
虫よけスプレーに関しては一般的に市販されているものでは効果がないこともありますから、衣服で自分の身を守るのが得策です。ただし、首やベルトにかけられたり手首や足首につけられたりする虫よけグッズはブヨ対策にも効果があります。プレー中も邪魔にならないため、持っておくと便利です。
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もしブヨに刺されてしまったら、迅速に対応するようにしましょう。ブヨに噛まれたと気づいた時点でポイズンリムーバーを使って毒素を絞り出します。このとき口で吸い出そうとしたりなめたりするのはNG。毒素が口から入って全身に回る可能性があります。毒素を絞り出したら患部をよく冷やすのも大切です。
応急処置をしたらできるだけ早く皮膚科の診察を受けましょう。医師に適切な処置と外用薬・内服薬の処方を受ければ治りも早くなります。噛まれたまま放置していると症状が長引くだけではなく、噛まれた後が数ヵ月~数年単位で残ってしまう可能性があるのです。素早く対処すれば症状が長引かずに済みます。
楽しいゴルフプレー中に厄介なブヨの被害に遭ってしまってはその後に散々な思いをしてしまいます。ブヨが発生する時期には対策をしっかり取って、プレーを思いきり楽しめるようにしましょう。