ゴルフをたしなむ人なら一度は達成してみたいホール・イン・ワン。この素敵な名前がついたカクテルが存在します。ゴルフ発祥の地として知られるセント・アンドリュースはスコットランドに位置し、カクテルのホール・イン・ワンに使用するウイスキーもイギリスから生まれたものです。
これだけゴルフに縁が深いカクテルならそのレシピが生まれたのもイギリスかスコットランドかと思いきや、ホール・イン・ワンが生まれたのはアメリカです。
この誰もが憧れるスコアの名前を持つカクテル、ホール・イン・ワンの作り方は、ベースをウイスキーとしておよそ3分の2、ドライ・ベルモットを3分の1使用します。そこにレモンジュースを2ml、オレンジジュースを1ml加え、氷と一緒にシェイカーで混ぜ合わせてできあがりです。
ベースにウイスキーとドライ・ベルモットを使用するところはマンハッタンにも似ていますが、ホール・イン・ワンの方が若干辛口に仕上がります。思いきりプレイを楽しんだアフターゴルフにぜひゴルフ仲間と乾杯したいカクテルです。
出典:楽天/エンタメゴルフ
ゴルフ発祥の地であり聖地として知られるセント・アンドリュースの地名はもともとキリストの使徒の名前から来たものです。またこの地には世界有数の美しさを誇るセント・アンドリュース・ゴルフクラブがあり、多くのゴルファーから愛されています。
このセント・アンドリュース・ゴルフクラブの由緒ある歴史の中で当初はホールが22もあったとされています。それが現在のように18ホールとなった理由には、一説として18ホールを回っている間にちょうどウイスキーボトルが空になるからというものがあります。これはウイスキーの原産地であるイギリスらしい説です。
ただし、これは当時のウイスキー好きの人たちから生まれたジョークとするのが通説のようです。実際にはセント・アンドリュースでプレイしていた人たちの間で最初の4ホールが比較的短くゲームとしてあまり必要でないとされ、その結果最初の4ホールを削って18ホールになったといわれています。
ゴルフ用語の中には、バーディ(小鳥)・イーグル(鷲)・アルバトロス(アホウドリ)など鳥の名前が使われています。この理由については諸説ありますが、セント・アドリュース・ゴルフクラブがもともとはリンゴ園で、リンゴの木を避けながらプレイをしているうちに空中でのボールの飛び方に注目するようになり、それを鳥にたとえたという話もあります。
リンゴの木の下でウイスキーを飲みながらプレイしていた当時の人たちを思い浮かべながらホール・イン・ワンを飲むと、その歴史に少しだけ触れたような気分にもなれます。