スポーツで活躍するには技術や知識に加えて、強い精神力が必要です。
とりわけゴルフに関してはよく「メンタルのスポーツ」と呼ばれることがあります。
ある程度のスコアが出せるようになった段階で、誰もがぶつかる100の壁や90の壁ですが、それを乗り越えるにはどのような状況にも左右されない心の強さが求められるようになるのです。
とはいえ、ゴルフの初心者がはじめに取り組むべきは、遠くに飛ばせるティーショット、コースに左右されないアプローチ、スコアに直結する精密なパットといった技術と知識を身につけることになるでしょう。
それでもゴルフがメンタルのスポーツといわれているのは、身につけた技術と知識を活かせるかどうかは別問題だからです。
自分の力を最大限に活かすためにも、心技体のバランスを上手にとれるようにしましょう。
基本的にコースを回るにあたっていつでも持っておきたい集中力ですが、たとえば最終ホールの局面をイメージしてみてください。
あと3打であがればスコア90を切る場面で、あなたは普通に打てばグリーンまで2打のところにいます。
ただし会心の一打を打つことができれば、一発でグリーンに乗せることも不可能ではありません。
この大切な局面で、リスクをとりつつ最高スコアを目指すのか、それとも安定を目指すのか、難しい選択を迫られたときに緊張などを感じてしまうものです。
結局のところ、どちらが正解というわけでなく、高い集中力を持っていればどちらも成功する可能性があり、逆に集中力がなければどちらも失敗します。
つまり、自信を持って選択できるメンタルが大切だということです。
さて心技体を鍛えるために足を運ぶ打ちっぱなしや練習場にて、どうしても集中力が上がらないことがあります。
そんなときは音楽を聴いてみましょう。
音楽には脳を刺激する効果があるので、集中力がないと自覚したときには大きな助けとなるはずです。
そして集中力が上がる曲は、男女によって選び方が異なります。
たとえば男性は快楽が原動力になるので、インパクトのある壮大な音楽が合っており、女性は安定が原動力になるので、シンプルで心地よい音楽が合っています。
また集中力を維持したいときは、浮き沈みがなくかつ、テンポのいい音楽がよいとされます。
もちろん一人ひとりで好みの音楽がありますので、それを基本としながらも上記も参考にして、集中力が高まる曲を探してみてください。