ゴルフで良いスコアを出すためには、自分のリズムを保つことが何よりも重要です。
そこで、まずはいろいろとグリップの圧やスイングのスピードを変えて、試行錯誤しながらスイングしてみましょう。
そうすれば、自分にとって心地良くスイングできるリズムを発見できるはずです。
このリズムを覚えて、外さないようにすればスコアも安定してくるでしょう。
世界的なスーパースターと呼ばれるゴルフプレーヤーたちは、ときに信じられないようなミラクルプレーをやってのけることがあります。
彼らがそれを実現できるのは、究極の集中状態に入ることができるからです。
このような状態のことを「ゾーン」と言います。
日本でも「ゾーンに入った」といった言葉で最近では紹介されるようになりましたから、聞いたことがある方も多いでしょう。
ゾーンに入ると、極限の精神集中状態になり、すべての事象が無意識の中でどんどん進行してしまうといいます。
ゾーンに入った人に話を聞いてみると、「気が付いたら勝っていた」といったコメントを出していることも少なくありません。
無意識の精神状態に入っているからこそ、自分でも何をしたのか、何が起きたのかよくわかっていないわけです。
ゾーンの入り方として、とあるレッスンプロが興味深い理論を発表しています。
私たちの心の中には、エゴとセルフの2つがあるといいます。
そのレッスンプロの話によると、セルフがうまく機能すれば、いろいろな技術をマスターできるのですが、エゴが邪魔をしてうまくできなくなるそうです。
エゴは「自分が、自分が」という気持ちの象徴で、これが出てくるとパフォーマンスを十分発揮できません。
ゾーンに入るためには、このエゴをどのようにして黙らせるかが重要なポイントです。
先ほど紹介したテニスコーチが、ある女の子を指導した時、ボールがコートにバウンドしたら「バウンス」、ラケットにボールがヒットすれば「ヒット」と口に出して言うというトレーニングを行いました。
すると、それまで6回以上ラリーの続かなかった少女が、53回も連続してラリーを続けることができたといいます。
これは余計な指導をすべてそぎ落として、ボールの動きを声に出すことで集中力を研ぎ澄ませることで達成できたことだと考えられています。
このように余計な情報を与えず、無我の境地に持っていきやすい環境を作れば、いわゆるゾーンに入った状態になって100%のパフォーマンスを発揮できるわけです。