最近注目されているふるさと納税。
これは、ある特定の自治体に納税することで、地域ごとの特産品などがもらえる特典が付いてくる制度です。実は、このふるさと納税の中には、ゴルフ関連の特典をつけている自治体などもあります。
ちなみに、納税した分は2000円の自己負担を除き、所得税や住民税の還付を受けることもできます。
では、具体的にふるさと納税をどこにすれば、ゴルフ関連の特典が受けられるのでしょうか?
まず群馬県富岡市では、ふるさと納税をすると、市内8コース全てで利用できるゴルフ場利用券をつけるという特典を実施しています。
ふるさと納を税1万円以上実施した人を対象にしていますが、ゴルフ場利用券はその4割に相当するものがプレゼントされます。このゴルフ場利用券は、ラウンドするためはもちろんのこと、ゴルフ場で何かグッズを購入するときに一種の金券として活用することも可能です。
福島県大玉村でも、ふるさと納税をするとゴルフ関連の特典が付いてくる試みがなされています。
大玉村には、「大玉TAIGACC」という27ホールのゴルフ場があり、もし、ふるさと納税をすれば、こちらで利用できる1万円プレー券が進呈されます。
似たような試みとして、北海道当別町でも1万円のふるさと納税をするごとに、町内にある「スウェーデンヒルズGC」の平日プレー券、もしくはGCの中にあるレストランで使える5000円分の食事券をプレゼントしています。
兵庫県市川町は、国産アイアンの発祥の地と言われていますが、この特性を生かして、ふるさと納税の特典に活用しています。
市川町に3万円もしくは4万円納税をすると、特産品のサンドウェッジが、5万円の納税をすると軟鉄鍛造パターがプレゼントされます。
ちなみに軟鉄鍛造パターは、25000円相当する商品だといいます。
負担した税金2000円以外は還付を受けられますから、25000円のパターを実質2000円で購入できるわけです。
これは、かなりお得な買い物と言えるでしょう。
これまで、ふるさと納税では、肉やお米などその地域の特産品を特典としてつけるのが主流でした。
しかし、こちらで紹介したゴルフ関連の特典ならば、ただ単に商品を送るだけでなく、地元で消費活動をしてもらえると期待できます。
特に、ゴルフ場の利用券などは、結果的に地域経済への二次効果が期待できるのです。
今後ますます、このような特典をつけてくる自治体が増えてくると予想できるでしょう。