ゴルフスキルの向上のために鍛えるべき上半身の筋肉には、腹斜筋があります。
腹斜筋は、自宅での筋トレでも十分鍛えることができます。
まず横向きになって、肩ひじをつきましょう。
そして、この状態で腰を浮かせます。
この時、イメージとしては首筋からかかとまで、一直線になるような高さに持っていくことが大切です。
最初のうちは、鏡で自分の姿を確認しながら行うと良いでしょう。
もし、この筋トレにある程度慣れてきたのであれば、床についていない方の手を垂直に上に向かってあげてみましょう。
こうすることで、腹斜筋にさらに強い負荷がかかって筋力アップの効果が期待できます。
ただし、無理のない範囲で続けることが大事です。
飛距離アップを狙いたいならば、大腿四頭筋という太ももの筋肉を鍛えるのがおすすめです。
プロゴルファーの中でも、日常的に大腿四頭筋を鍛えるトレーニングをしている人は多いです。
飛距離をアップさせるためには、腕力などの上半身の筋肉を強化するというイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、実際にボールを遠くに飛ばすためには、下半身の力を使って、バネのようにボールにエネルギーを伝える必要があります。
大腿四頭筋を家で簡単に鍛える方法として、スクワットがあります。
方法としては、まず足を肩幅程度に開いて、上半身をそのまままっすぐ下に沈み込ませるような形で膝を曲げます。
膝が90度くらい曲がったところで、元の状態に戻しましょう。
やり方を誤ると、かえって膝のけがにつながることも考えられるため、注意が必要です。
特に膝が曲がった時に、つま先よりも前に出てしまうのはいけません。
こちらの筋トレも最初のうちは鏡などを見て、格好に問題がないか確認しながらトレーニングしましょう。
ゴルフのスキルアップのために、自宅で筋トレをすることはいいことですが、実はあまり鍛えてしまうと、かえって理想のスイングができなくなってしまう部位もあります。
それは、大胸筋と上腕二頭筋です。
特に上腕二頭筋は腕の筋肉ですから、飛距離アップのために必要な筋肉のようなイメージがあるでしょう。
しかし、この2つの部位の筋肉を鍛えすぎて、身体の厚みが増してくると、それがスイングの邪魔をしてしまって、セットアップやテイクバックがしなやかにできなくなるのです。
筋肉のつき方が分かりやすく、つい鍛えるのが楽しくなってしまいがちですが、くれぐれも大胸筋と上腕二頭筋のトレーニングは、やりすぎないように注意しましょう。