ゴルフはこだわればこだわるほど使用する道具の数が多くなるものです。
また、屋外でのスポーツなので、汗や皮脂のほか、砂、土、芝、雨粒などで汚れてしまいます。
汚れたまま放置してしまうと、せっかくの道具が傷んでしまい、最悪のケースとしては使用困難な状態になることも…
そこで今回は、ゴルフクラブのほか、帽子やバイザー、レインコート、シューズ、グローブなどの、主なゴルフ用品の簡単なお手入れ方法をご紹介していきたいと思います。
食器用中性洗剤とスポンジ
ゴルフクラブのお手入れの基本は『キレイに洗ってしっかり乾かす』ことです。
準備するものは、食器などを洗う際に使う柔らかいスポンジ、食器用中性洗剤、歯ブラシ、大量のウエス(ぞうきん)です。
特に洗い方は難しくなく、ゴルフクラブ全体に水を掛けたあと、中性洗剤を吸わせたスポンジでゴシゴシと擦り、再度、水を掛けて洗剤を流します。
ポイントは、水ではなくお湯を使うと、グリップを固定している両面テープやシャフトとヘッドを固着している接着剤が緩くなることがあるので、水もしくはぬるま湯(シャワーで浴びたら冷たく感じるくらいの温度)で洗いましょう。
また、フェース部の溝(スコアライン)に土などが埋まっている場合は、水を掛けながら歯ブラシで丁寧に擦ってあげると簡単にキレイになります。
洗い終えたら、乾いたウエスですべてのクラブを拭き上げます。その後、1日程度室内で陰干しを済ませて、キャディバッグに片付けます。
ゴルフクラブの洗浄は、汚れを落としサビを防ぐ効果は当然として、グリップ部分のゴム特有の粘着力が新品時のように復活するので、間違いなく次回の使いやすさが向上します。
ポイントはぬるま湯
洗濯をすることで型くずれの心配がある帽子やバイザー、撥水効果の性能低下が心配されるレインウエアなどは、使用した後のお手入れをどうしていいか悩むところではないでしょうか?
かといって、なにもしないで使っていると臭いが気になります。
そこで今回は、汚れが比較的少ない時と、しっかり洗わなければならない時、の2つの方法をご紹介します。
キレイなタオルに、薄めた洗濯用洗剤を吸わせます。
そのタオルで、帽子やバイザー、レインウエアのキレイにしたい箇所を丁寧に拭いていきます。
汚れが落ちた後は、水ですすいだキレイなタオルで再度丁寧に拭き、洗剤成分が落ちるまで数回ほど繰り返します。
清掃後は、乾くまで陰干して完了です。
ぬるま湯に少量の洗濯用洗剤を溶かし、そこに洗いたいものを入れ優しく手洗いします。特に帽子やバイザーの場合は、型くずれをさせない程度の力加減で洗ってください。
ある程度汚れが落ちたら、ぬるま湯でのすすぎ洗いを数回ほど行い、その後、乾いたタオルで水分を丁寧に吸い取り、完全に乾くまで陰干しします。
なお、帽子やバイザーを干す際ですが、頭の大きさと同等になるように新聞紙やバスタオルを詰めて干すと、型くずれ予防になります。
あなたのシューズは天然皮革ですか…?
ゴルフ用品の中で最も汚れるのがゴルフシューズ。
晴れの日のラウンド後であればそれほどでもないですが、悪天候の後だったり、ボールが水辺や林に入ってしまった後のゴルフシューズは、なかなかの汚れです。
お手入れ方法は、ゴルフシューズの材質により大きく異なります。
最もポピュラーなスニーカータイプやスパイクレスシューズ、もしくは人工皮革のゴルフシューズの場合は、通常の靴のお手入れと同様に、シューシャンプーで水洗いし、風通しのいい場所で陰干しで大丈夫です。
注意しなければいけないのが、天然皮革のゴルフシューズの場合。
汚れが少ない場合は専用のクリーナーを柔らかい布に取り、シューズの表面全体を拭き上げます。
泥汚れの場合は靴全体を水に吸わせ、専用のシューシャンプーで洗い、風通しのいい場所で陰干したのち、専用のクリーナーにてシューズの表面全体を拭き上げます。
どちらのシューズでも乾かす際には、新聞などで詰め物をして、型くずれが起きないような配慮も必要です。
グローブの異臭大丈夫…?
ゴルフプレーヤーの中には、グローブが、硬くゴワゴワになったり、臭いが気になりだしたり、果ては緑色になったり…
なんて経験された方も多いのではないでしょうか?
グローブは消耗品だとお手入れを怠っていては、上記のような状態になりかねません。
お手入れするのが面倒という方でも、使用後は風通しのいい場所で干す習慣を心掛けましょう。
しっかりお手入れがしたい方で、使用しているグローブが人工皮革や合成皮革の場合は、帽子やバイザーと同じく、ぬるま湯で手洗いをし、その後しっかりと干してください。
天然皮革の方は、専用のクリームなどによるお手入れになります。 使い心地は良いのですが、水に弱くて洗うことができませんので、汗をかく夏場や降雨時の使用を避ける方も多いです。