第三弾はアプローチのレッスンです。
突然トップやダフリが止まらない時はありませんか?
アマチュアの方の多くは、グリーンまで距離のないアプローチでも写真①のようにフルショットと同じように構えが大きい傾向があります。
アプローチは構えが大事ですので、次のようにしてみてください。
写真②のようにクラブを短く持って、なるべくボールの近くに立ちます。
スタンスも狭くとり、つま先も写真③のように、揃えて飛球線方向に向けます。
こうすることによりバックスイングを大きく上げられない構えになります。
フルショットと同じような構えをすると写真④のようにどこまでもバックスイングがあがってしまい、距離の調整が難しくなってしまいます。
写真⑤のように距離に対して大きすぎないトップを作りましょう。トップが大きすぎるとインパクトで緩んでしまい、ミスが大きくなってしまいます。
写真⑥のようにボールは右足つま先の前にセットし、手は左足付け根の前にセットします。
このとき写真⑦のように少しクラブのヒール側を浮かせるようにするとダフリを防ぐことができます。
ボールを転がしたいときは、写真⑧のように少しボールを右に、手を左に持って行くと低いボールになりランが増えるでしょう。
バックスイングは写真⑨のように飛球線方向に対して真っ直ぐか少し外側に引きます。
なるべく肩の回転を意識してあげましょう。
フォローは写真⑩のようにクラブヘッドが両手を追い越さない意識で、あまり手を使いすぎないようにしましょう。手をこねてしまう方が非常に多いので、左手の小指と薬指、右手の中指と薬指をしっかり握ってアドレスでの手の形を変えないようにしましょう。
フィニッシュの形を意識した素振りをしてみてください。
あまりインパクトを気にせずリズムよくフォローまで振りぬくのがポイントです。
今回紹介したアプローチは一番簡単な基本の形です。
ぜひ身につけてグリーン周りを得意にしましょう!
西尾和也プロ 37歳
明治大学卒業後、プロゴルファー青木功のもとで修業し、2000年から3年間
キャディ 兼マネージャーとして米チャンピオンズツアーに帯同。
2013年、2014年は久保谷健一プロのコーチとして、2015年は香妻陣一朗プロのコーチを行っている。明治大学体育会ゴルフ部コーチも務めて学生、アマチュアと幅広く活動している。